はま‐ぐり【蛤/文蛤/蚌】
《「浜栗」の意という》マルスダレガイ科の二枚貝。内湾の砂泥地にすみ、殻は丸みのある三角形で、殻長8センチくらい。殻表は滑らかで、黄褐色に褐色や紫色の模様のあるものが多い。北海道南部より南に分布。...
はま‐しぎ【浜鷸】
シギ科の鳥。全長21センチくらい。夏羽は上面が赤褐色で腹に黒斑があるが、冬羽は灰褐色。首が短く、くちばしは長くて下方に曲がる。ユーラシア・北アメリカ北部で繁殖。日本では主に冬、海浜や干潟でみられ...
はま‐ひるがお【浜昼顔】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。海岸の砂地に生え、白い地下茎が砂中をはう。葉は腎臓状円形で厚く、つやがある。5月ごろ、淡紅色で、直径4、5センチくらいのらっぱ状の花を開く。《季 夏》「きら...
は‐むし【葉虫/金花虫】
甲虫目ハムシ科の昆虫の総称。体長数ミリが多いが、2センチくらいのものもある。体は楕円形で背面が膨らみ、体色は、金属光沢のある黒・黄・赤色など。主に植物の茎・葉を食害する。ウリハムシ・サルハムシ・...
はや‐ぶさ【隼】
1 ハヤブサ科ハヤブサ属の鳥。全長42センチくらい。背面が青灰色、腹面は白に黒色の黄斑があり、目の下に暗色斑が伸びている。くちばしは鋭く曲がり、翼は長くて先がとがる。直線的に速く飛び、獲物を見つ...
はり‐いか【針烏賊】
1 コウイカの別名。 2 コウイカ科のイカ。外套長8センチくらいでコウイカに似るが、石灰質の甲は薄い。東京湾以西に産し、食用。
はる‐ぜみ【春蝉】
セミ科の昆虫。体長は翅(はね)の先まで3センチくらい。体は黒色で、雌では褐色紋があり、翅は透明。5、6月ごろに出現し、松林でムゼームゼーと鳴く。本州・四国・九州に分布。まつぜみ。《季 春》「—や...
はん‐みょう【斑猫/斑蝥】
1 ハンミョウ科の昆虫。体長2センチくらい。体は光沢があり、緑・紫・赤・青などの斑紋をもつ。日当たりのよい砂地や山間の小道に多く、人が歩くと先へと飛んでは止まることで知られる。みちおしえ。みちし...
ばい【貝/蛽/海蠃】
1 エゾバイ科の巻き貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は紡錘形で、殻高6センチくらい。殻表は火炎状および点状の褐色斑紋があり、厚い黄褐色の殻皮をかぶる。北海道南部から南に分布。肉は食用、殻はばいごま・...
ばいか‐おうれん【梅花黄蓮/梅花黄連】
キンポウゲ科の多年草。日陰の山地に生え、高さ8センチくらい。葉は地下茎から束になって出て、長い柄をもち、5枚の小葉からなる。春、白い花を開く。五加葉(ごかよう)黄蓮。