ち【笞】
1 刑罰に用いる、むち。しもと。 2 律の五刑のうち最も軽い刑。むちで打つもの。10打から50打までの五等がある。笞刑。笞罪。
ち【痴/癡】
1 愚かなこと。また、その人。「聖既に多情、—固より多情」〈織田訳・花柳春話〉 2 三毒の一。無明(むみょう)であること。
ち【徴】
中国・日本音楽の階名の一。五声の第4音。宮(きゅう)に次いで重要な音。
ち【家】
いえ。すまい。多く、格助詞「ん」を付けて「ん家」の形で用いる。「自分—」「お前ん—」
ち【箇/個】
[接尾]助数詞。数を数えるのに用いる。「嬢子(をとめ)のい隠る岡を金鉏(かなすき)も五百(いほ)—もがも鉏きばぬるもの」〈記・下・歌謡〉 [補説]連濁により「ぢ」となることがある。→じ(箇)
ち
[語素]指示代名詞の下に付いて、方角・場所・時間などの意を表す。「こ—(此方)」「いず—(何処)」
ち【霊】
[語素]自然の事物などの名詞の下に付いて、それが神秘的な力をもつ意を表す。「いかず—(雷)」「おろ—(大蛇)」「みず—(水霊)」