れんが‐し【連歌師】
1 連歌を専門に詠む人。連歌の宗匠。 2 江戸幕府の職名。寺社奉行の配下で、連歌のことをつかさどった。
れんがぬすびと【連歌盗人】
狂言。連歌会の当番にあたった貧乏な二人の男が連歌仲間の金持ちの家へ盗みに入り、床の懐紙を見て連歌を始めて主人に見つかるが、主人の句にうまく付けて許される。盗人連歌。
れん‐さく【連作】
[名](スル) 1 同じ耕地に同じ種類の作物を毎年続けて作付けすること。ナス・トマトなどでは生育が悪くなる。「サトイモを—する」「—障害」⇔輪作。 2 文芸・美術などで、同じテーマやモチーフに基...
れんり‐びき【連理引き】
歌舞伎の演出・演技の一種。怨霊などが手をのばして人間を後ろから引っぱる形をすると、人間は襟首などをつかまれた体で後退しながら戻るもの。
ろ‐あし【櫓脚/艪脚】
1 櫓をこぐとき、櫓の水の中につかる部分。 2 櫓をこいで船を進めるとき、あとに残る波の動き。
ろう【労〔勞〕】
[音]ロウ(ラウ)(呉)(漢) [訓]つかれる いたわる ねぎらう [学習漢字]4年 1 精を尽くして働く。骨折り。「労作・労賃・労働・労務・労力/勤労・功労・就労・徒労・不労・報労」 2 精が...
ろう【楼】
[名] 1 高く構えた建物。たかどの。 2 遠くを見るためにつくった高い建物。ものみやぐら。望楼。「門上の—に、おぼつかない灯がともって」〈芥川・偸盗〉 3 遊女と遊興することのできる店。揚げ...
ろう‐こく【漏刻/漏剋】
1 昔の水時計の一。いくつかの木箱を階段状に置き、管によって水を順に下の箱に送り込み、最下方の箱に矢を立ててその浮沈により時刻を計った。また、その矢に刻んである目盛り。 2 時間。時刻。
ろうこく‐はかせ【漏刻博士】
律令制で、陰陽寮(おんようりょう)に属した職員の一。時守(ときもり)(守辰丁)を指揮して漏刻の目盛りを見、時刻を知らせることをつかさどった。ときづかさ。ときもりのはかせ。
ろうじん‐せい【老人星】
竜骨座のα(アルファ)星カノープスのこと。古くは天の南極にあって人の寿命をつかさどるとされた。南極星。南極老人。寿星(じゅせい)。