みんぶ‐しょう【民部省】
1 律令制で、太政官(だいじょうかん)八省の一。諸国の戸口・戸籍・山川・道路・租税・賦役などに関する事務をつかさどった。たみのつかさ。 2 明治2年(1869)に設置された中央官庁の一。土木・駅...
むずか・る【憤る】
[動ラ五(四)]《「むずかしい(むつかしい)」と同語源。「むつかる」とも》 1 子供の機嫌が悪く、泣いたりすねたりする。「赤ん坊が—・る」 2 機嫌が悪くなる。ぶつぶつ小言をいう。「心知れる人々...
みず‐いり【水入り】
1 水がはいっていること。また、そのもの。 2 相撲で、取り組んで勝負がつかず長時間たったとき、勝負を一時中断して休ませ、力水(ちからみず)をつけさせて、前と同じ形に組んで取り直しをさせること。...
みょう‐が【冥加】
1 気がつかないうちに授かっている神仏の加護・恩恵。また、思いがけない幸せ。冥助(みょうじょ)。冥利(みょうり)。「—を願う」「命—」 2 神仏の加護・恩恵に対するお礼。「薬代を—のためにつかは...
み‐くら【御倉/御蔵】
1 官司や社寺の貴重物を納める倉。また、そこをつかさどる職員。 2 内蔵寮(くらりょう)の倉。また、そこをつかさどる職員。 3 蔵人所(くろうどどころ)の保管庫。また、そこに勤める下級役人。
め‐りょう【馬寮】
律令制で、官馬の飼養・調習や馬具のことを扱い、また、諸国の御牧(みまき)の馬をつかさどった役所。左右に分かれ、それぞれ四等官のほか、馬医(ばい)・馬部(めぶ)・使部(しぶ)などの職員が置かれた。...
まよ・う【迷う/紕う】
[動ワ五(ハ四)]《7が原義で、のちに「まど(惑)う」と混同された》 1 まぎれて、進むべき道や方向がわからなくなる。「山中で道に—・う」 2 どうしたらよいか決断がつかない。「進学か就職かで—...
まん‐どころ【政所】
《政(まつりごと)を執り行う所の意》 1 政庁。特に、検非違使(けびいし)の庁。 2 平安時代以後、親王・摂政・関白・大臣などの家で、所領の事務や家政などを取り扱った所。 3 荘園の現地で支配の...
まんよう‐がな【万葉仮名】
漢字の表す意味とは関係なく、漢字の音や訓をかりて国語の音を表記するのに用いた漢字。万葉集に多く用いられているので、この名がある。字音によるものとして、阿米(アメ・天)・久尓(クニ・国)・許己呂(...
むせ・ぶ【噎ぶ/咽ぶ】
[動バ五(四)]《古くは「むせふ」》 1 飲食物をのどに詰まらせたり、煙を吸い込んだりして、息苦しくなる。また、そのようになってせきこむ。むせる。「たき火の煙に—・ぶ」 2 こみ上げる感情で息が...