[動バ五(四)]《古くは「むせふ」》
  1. 飲食物をのどに詰まらせたり、煙を吸い込んだりして、息苦しくなる。また、そのようになってせきこむ。むせる。「たき火の煙に―・ぶ」

  1. こみ上げる感情で息が詰まる。また、息を詰まらせながら泣く。「感涙に―・ぶ」

  1. むせび泣くような声や音を立てる。

    1. 「声はして雲路に―・ぶ郭公 (ほととぎす) 涙やそそく宵のむら雨」〈新古今・夏〉

  1. 水の流れがつかえる。また、つかえて水音を立てる。

    1. 「巌泉―・んで布をひき、嶺猿叫んで枝にあそぶ」〈平家・五〉

出典:青空文庫