さげ‐ばり【下げ針】
糸でつり下げた針。弓の的としてきわめて小さいもの。「弓は三人ばり、矢束(やづか)は十三束(ぞく)、—をも射んと思ふ者なりけり」〈保元・中〉
さっぽろ‐バンド【札幌バンド】
明治初期にクラークの感化を受けてキリスト教に入信した札幌農学校の学生のグループ。新渡戸稲造・内村鑑三・宮部金吾ら18名が明治9年(1876)に結成。横浜バンド・熊本バンドと並んで日本のプロテスタ...
サウス‐バイ‐サウスウエスト【South by Southwest】
米国テキサス州オースティンで毎年3月に行われる催し。1987年に音楽祭として始まった。1994年に映画祭が加わり、1998年頃からインタラクティブ(双方向)をテーマとする技術・芸術・メディアなど...
さかつら‐がん【酒面雁】
カモ科の鳥。茶褐色で大形、他のガンに比べて顔の色が赤みがかっている。中国大陸に分布。中国産ガチョウの原種。昔は日本にも冬期に多数が渡ってきたが、近年はまれ。《季 秋》
さだ・める【定める】
[動マ下一][文]さだ・む[マ下二] 1 決定する。きめる。「この地を都と—・める」 2 よりどころや従うべきものとしてきめる。制定する。「法の—・めるところに従う」「憲法を—・める」 3 はっ...
さつま‐やき【薩摩焼】
鹿児島県薩摩・大隅地方に産する陶磁器の総称。文禄の役後、島津義弘が朝鮮から伴ってきた陶工によって始められた。俗に白薩摩・黒薩摩とよばれる白釉(はくゆう)地のものと黒釉地のものとがあり、作風も多様...
さみし・い【寂しい/淋しい】
[形][文]さみ・し[シク]「さびしい」の音変化。「生まれて初めて—・い正月をしました」〈蘆花・思出の記〉 [補説]近世以降、「さびしい」「さみしい」両形用いられてきたが、現在は放送用語などで「...
サマリア【Samaria】
パレスチナ中部にあった古代都市、のちに地方名。前9世紀初めイスラエル王オムリが北王朝の首都として建設。北王朝は前721年アッシリアに滅ぼされ属領となるが、移住してきた異民族と混血したのがサマリア...
さ・びる【錆びる/銹びる】
[動バ上一][文]さ・ぶ[バ上二]《「寂びる」と同語源》 1 金属の表面に錆が生じる。「—・びた釘(くぎ)」 2 能力・働きが鈍くなってだめになる。「運動不足でからだが—・びてきた」
さま‐がわり【様変(わ)り】
[名](スル) 1 ようすや情勢がすっかり変わること。「区画整理が行われて—した町並み」 2 取引で、相場のようすが一変すること。多く、急騰して活気づいてきた場合にいう。