ゆい【結い】
[名] 1 結うこと。また、結ったもの。「髪—」「山守のありける知らにその山に標(しめ)結ひ立てて—の恥しつ」〈万・四〇一〉 2 家相互間で、双務的に力を貸し合う労働慣行。また、それをする人。...
やんごと‐な・い【止ん事無い】
[形][文]やんごとな・し[ク]《「止む事無し」が一語化したもの》 1 家柄や身分がひじょうに高い。高貴である。「—・い生まれ」「—・いお方」 2 そのまま捨てておけない。なおざりにできない。の...
闇夜(やみよ)の灯火(ともしび)
困り果てているときに、頼りになるものにめぐりあうこと。また、切望するものにめぐりあうこと。闇夜の提灯(ちょうちん)。
やりっ‐ぱなし【遣りっ放し】
[名・形動]《「やりばなし」の音変化》物事をしかけたままで、あとの始末をせずに捨てておくこと。また、そのさま。「仕事を—にして出かける」
やれ
[感] 1 困難や不安が解消したときに発する語。やれやれ。「—、助かった」 2 喜びを感じたり、意外な幸運を知ったりしたときに発する語。「—、うれしや」 3 呼びかけるとき、注意を引き起こすとき...
や‐けい【野径】
野中のこみち。野路(のじ)。「心身ともに疲れ終(は)てて—の露に徘徊す」〈太平記・七〉
やく‐だ・てる【役立てる】
[動タ下一][文]やくだ・つ[タ下二]役に立つようにする。役に立てる。「このお金は何かのときに—・ててください」
もがり【殯】
《「も(喪)あ(上)がり」の音変化か》「荒城(あらき)」に同じ。「今城(いまき)谷の上に、—を起てて収む」〈斉明紀〉
もとしらね‐さん【本白根山】
群馬県北西部にある火山。標高2171メートル。南麓はかつて硫黄(いおう)の産地としても知られた。鞍部となる逢(あい)ノ峰(みね)を隔てて白根山(草津白根)の南側に位置し、三山あるいは白根山との二...
もみじ‐の‐にしき【紅葉の錦】
紅葉の美しさを錦に見立てていう語。「水のあやに—重ねつつ河瀬に波の立たぬ日ぞなき」〈拾遺・秋〉