あか‐たては【赤蛺蝶】
タテハチョウ科のチョウ。前翅(まえばね)は黒色で、中央に逆「山」字形の赤色の斑紋、上端部に数個の白斑がある。後ろ翅は暗褐色で、外縁に橙赤(とうせき)色の帯がある。
あかはだ‐やき【赤膚焼】
奈良市の五条山（赤膚山）付近で作られる陶器。遠州七窯(えんしゅうなながま)の一。天正年間（1573〜1592）に始まるが、茶陶としては寛政以後。
あかぼし‐ごまだら【赤星胡麻斑】
タテハチョウ科のチョウ。ゴマダラチョウに似るがやや大形で、後ろ翅(ばね)に赤い眼状紋がある。東アジアに分布。日本では奄美群島に生息。近年、関東でみられるものは大陸から人為的に持ち込まれたものとみ...
あき‐の‐ななくさ【秋の七草】
秋を代表する七つの草花。萩・尾花・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)。《季 秋》→春の七草 [補説]万葉集の山上憶良の歌では、桔梗の代わりに...
あく‐ぎゃく【悪逆／悪虐】
１ 人道に外れた、ひどい悪事・悪行。 ２ 律の八虐(はちぎゃく)の一。主君や尊属を殺そうとする罪。 ３ 悪いいたずら。乱暴。「酒に酔うては—仕りたるが」〈虎明狂・悪太郎〉
あく‐どう【悪道】
１ 「悪趣(あくしゅ)」に同じ。⇔善道。 ２ 悪い行い。酒色にふけること。「子としては親を善に導くべきを、反(かへ)って—へ陥れしむること有るべきや」〈都鄙問答〉
あさな‐さな【朝な朝な】
［副］「あさなあさな」の音変化。「—上がるひばりになりてしか都に行きてはや帰り来む」〈万・四四三三〉
あさひ‐ひょうもん【旭豹紋蝶】
タテハチョウ科のチョウ。開張35ミリくらいで、翅(はね)の表面は黄褐色の地に黒褐色の斑紋がある。極地性で、日本では大雪山群の高山帯に分布。幼虫はキバナシャクナゲを食べる。天然記念物。
あしき‐みち【悪しき道】
《「悪道(あくどう)」を訓読みにした語》「悪道(あくどう)1」に同じ。「なま浮かびにては、かへりて—にも漂ひぬべくぞおぼゆる」〈源・帚木〉
あし‐ぬき【足抜き】
［名］(スル) １ 芸妓や娼妓などが前借り金を清算しないで逃げること。あしぬけ。「—でもされてはと思ってんのかな」〈高見・人間〉 ２ つらい状況・境遇などから抜け出すこと。「—がならぬさうにぞみ...
