てんじょう‐の‐ま【殿上の間】
清涼殿の南庇(ひさし)にある殿上人の詰め所。殿上。
てんじょう‐びと【殿上人】
清涼殿の殿上の間に昇ることを許された人。三位以上と四位・五位のうち特に許された人、および六位の蔵人(くろうど)。堂上(とうしょう)。雲上人(うんじょうびと)。雲のうえびと。雲客(うんかく)。
てんじょう‐まもり【天井守】
ヤツブサの別名。
てんじょう‐まゆ【殿上眉】
殿上人の化粧の一。眉をそり落として、その上に墨で二つの丸い点を描いたもの。→高眉(たかまゆ)
てんじょう‐むきゅう【天壌無窮】
天地とともに永遠に続くこと。
てんじょうむきゅう‐の‐しょうちょく【天壌無窮の詔勅】
天孫降臨の時、天照大神(あまてらすおおみかみ)が皇孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に賜ったという神勅。天壌無窮の神勅。
てんじょうむきゅう‐の‐しんちょく【天壌無窮の神勅】
「天壌無窮の詔勅」に同じ。
てんじょう‐わらわ【殿上童】
1 公卿の子で、元服以前に作法見習いのため殿上の間に昇ることを許されて出仕した少年。わらわてんじょう。 2 ⇒小舎人(こどねり)1
天井(てんじょう)を打(う)・つ
相場が最高値をつけ、それ以上は上がらない状態となる。「株価もそろそろ—・つ頃だろう」
天井(てんじょう)を見(み)・せる
《あおむけにして起き上がらせない意から》人を苦しめる。へこませる。「多くの人に—・せしその報いにて」〈黄・忠臣蔵前世幕無〉