とう‐の‐べん【頭弁】
弁官で、蔵人頭(くろうどのとう)を兼ねた人。
とう‐の‐みね【多武峰】
奈良県桜井市南部にある山。山頂は御破裂山といい標高619メートル。藤原鎌足が中大兄(なかのおおえ)皇子と蘇我氏討伐をはかった所とされる。山腹に鎌足を祭る談山(だんざん)神社がある。
とうのみねしょうしょうものがたり【多武峰少将物語】
平安中期の物語。1巻。作者未詳。応和(961〜964)初年ごろ成立か。藤原師輔(ふじわらのもろすけ)の八男高光が出家して多武峰に草庵を結ぶまでの経緯を、和歌を交えて描いたもの。高光日記。
疾(と)うの昔(むかし)
とっくに過ぎ去った昔。ずっと以前。「問題は—に解決した」「—から決まっている」
とう‐の‐や【答の矢】
敵の射た矢に対して射返す矢。「—を射てその敵を射落とし」〈平家・九〉