はり‐えんじゅ【針槐】
マメ科の落葉高木。葉は羽状複葉で、枝にとげがある。5、6月ごろ、白い香りのある蝶形の花が多数房状に垂れて咲く。北アメリカの原産。街路樹として植え、俗にアカシアとよばれる。にせアカシア。いぬアカシ...
はり‐ぎり【針桐】
ウコギ科の落葉高木。山地に自生。枝にとげがあり、葉は手のひら状に裂けていてキリに似る。7月ごろ、黄緑色の小花が球状に集まったものが傘状につき、藍色の丸い実を結ぶ。材をげた・家具などに使用。栓(せ...
はり‐ぐわ【針桑/柘】
クワ科の落葉小高木。枝にとげがあり、葉は長楕円形。雌雄異株で、6月ごろ開花。雄花は淡黄色で球状につく。実は赤く熟す。朝鮮・中国の原産で、葉を蚕が食べるので桑の代用にする。
はり‐ごち【針鯒】
カサゴ目ハリゴチ科の海水魚。全長約15センチ。体は細長く、縦扁する。うろこはないが、体側にとげのある骨板が並び、黄褐色。中部地方以南に分布。はりお。
はり‐せんぼん【針千本】
フグ目ハリセンボン科の海水魚。全長約35センチ。背側は褐色、腹側は白色。体表にうろこの変化した可動性の大きなとげを4、500本密生し、危険が迫ると体をふくらませてとげを立てる。温・熱帯海に広く分...
はり‐ぶき【針蕗】
ウコギ科の落葉小低木。深山に生え、高さ約70センチ。葉は手のひら状に裂けて、さらにぎざぎざがある。茎・葉にとげをもつ。夏、緑がかった白い小花を円錐状につけ、実は赤く熟す。
はり‐よ【針魚】
トゲウオ科の淡水魚。全長約5センチ。イトヨに似て、体側の鱗板帯(りんばんたい)が体の前部のみにある。湧水(ゆうすい)池や細流にすみ、雄が水底に巣を作る。岐阜・三重・滋賀各県に分布。
ばい‐じょ【媒助】
両者の間に立って物事をなしとげる仲立ちをすること。媒介。「禾花—の法を以て…稲田に於て実地に施し」〈津田仙・明六雑誌四一〉
バグラティ‐だいせいどう【バグラティ大聖堂】
《Bagrati》ジョージア西部の古都クタイシにあった大聖堂。11世紀の初頭にジョージア(グルジア)を統一したバグラト3世が創建。17世紀末にオスマン帝国軍によって破壊されたが、動植物の浮き彫...
ばふん‐うに【馬糞海胆】
オオバフンウニ科のウニ。沿岸の岩礁にすみ、殻径約5センチ、暗緑色でやや扁平な球状をし、とげは短い。東北地方以南に多産し、練り雲丹(うに)などの材料にする。東北地方以北には別種のエゾバフンウニが分布。