む‐じん【無尽】
1 尽きるところがないこと。限りがないこと。「縦横—」 2 口数を定めて加入者を集め、定期に一定額の掛け金を掛けさせ、一口ごとに抽籤または入札によって金品を給付するもの。→頼母子講(たのもしこう)
む‐ざん【無残/無惨/無慙/無慚】
[名・形動] 1 (無慙・無慚)仏語。戒律を破って心に少しも恥じるところがないこと。「放逸—」「破戒—」 2 残酷なこと。乱暴なこと。また、そのさま。「—な仕打ちをする」 3 いたましいこと。あ...
にくめ◦ない【憎めない】
[連語]憎もうとしても憎むことができない。愛すべきところがある。「乱暴者だが、—◦ないやつ」
なり‐あま・る【成り余る】
[動ラ四]でき上がってなお余分のところがある。「我が身は成り成りて—・れる処一処あり」〈記・上〉
しん‐ちょう【深長】
[名・形動]意味するところが奥深く、含みの多いこと。また、そのさま。「意味—な笑い」「読者—に思わんことを冀(ねが)う」〈中村正直・明六雑誌三三〉
そっ‐ちょく【率直】
[名・形動]ありのままで隠すところがないこと。また、そのさま。「—に言えば」「—な意見を求める」 [補説]「卒直」と書くこともある。 [派生]そっちょくさ[名]
そこ‐いたり【底至り】
1 徹底していること。「江戸の人の腹を刳(えぐ)るべき—の馳走をせんと」〈露伴・風流魔〉 2 外観はそれほどではないが、表に出ないところが念入りで精巧にできていること。「近年難波(なんば)の風呂...
そろい【揃い】
[名] 1 そろっていること。欠けたところがないこと。また、そのもの。「全巻—の文学全集」 2 衣服の色や柄などが同じであること。「帽子と—のマフラー」
[接尾] 1 助数詞。ひと組になって...
そな・える【備える/具える】
[動ア下一][文]そな・ふ[ハ下二] 1 ある事態が起こったときにうろたえないように、また、これから先に起こる事態に対応できるように準備しておく。心構えをしておく。「万一に—・える」「地震に—・...
そろ・える【揃える】
[動ア下一][文]そろ・ふ[ハ下二] 1 二つ以上のものの、形・大きさなどを同じにする。「ひもの長さを—・える」「彼とセーターの柄を—・える」 2 (二つ一組みのものなどを)きちっと整った状態に...