なに‐とも【何とも】
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って用いる) ㋐特別の感情を催さないさまを表す。別に大したものとも。物の数とも。「いにしへは—見ざりし衣裳の紋、今は目にたちて」〈曽我・三〉 ㋑行動を特定できな...
ちくら【筑羅/舳】
《日本と朝鮮半島との境にある巨済島の古称「涜盧(とくら)」の音変化とも、「筑」は筑紫、「羅」は新羅(しらぎ)のことともいう》日本とも中国ともつかないこと。どっちつかず。筑羅が沖。「頭は日本、胴は...
は【巴】
[人名用漢字] [音]ハ(呉)(漢) [訓]ともえ 〈ハ〉中国四川省東部の異称。「巴蜀(はしょく)」 〈ともえ(どもえ)〉水が渦巻いた模様。「卍巴(まんじともえ)・葵巴(あおいどもえ)」 [...
ゆう【友】
[音]ユウ(イウ)(漢) [訓]とも [学習漢字]2年 〈ユウ〉 1 ともだち。「友愛・友情・友人/悪友・畏友(いゆう)・益友・学友・旧友・級友・交友・師友・社友・親友・戦友・知友・朋友(ほう...
すべから‐く【須く】
[副]《動詞「す」に推量の助動詞「べし」の付いた「すべし」のク語法から。漢文訓読による語》多くは下に「べし」を伴って、ある事をぜひともしなければならないという気持ちを表す。当然。ぜひとも。「学生...
ともし‐び【灯火/灯/燭】
1 ともした火。あかり。とうか。ともし。「—がともる」「風前の—」「心の—」 2 平安時代、大学寮の学生に、勉学のための灯油代として与えた奨学金。 [補説]書名別項。→ともしび
とに‐かく
[副] 1 他の事柄は別問題としてという気持ちを表す。何はともあれ。いずれにしても。ともかく。「—話すだけ話してみよう」「間に合うかどうか、—行ってみよう」 2 (「…はとにかく」の形で)上の事...
つち‐はり【土針】
植物の名。メハジキとも、ツクバネソウとも、エンレイソウともいわれる。「我がやどに生ふる—心ゆも思はぬ人の衣(きぬ)に摺(す)らゆな」〈万・一三三八〉
はい【輩】
[常用漢字] [音]ハイ(漢) [訓]ともがら やから ばら 1 同列の仲間。ともがら。「軽輩・後輩・弱輩・先輩・徒輩・奴輩・同輩・年輩・朋輩(ほうばい)・末輩・老輩」 2 列をなして続々と起こ...
なれ‐や
[連語] 《断定の助動詞「なり」の已然形+係助詞「や」》 1 疑問の意を表す。…なのだろうか。「我が恋はみ山がくれの草—しげさまされど知る人のなき」〈古今・恋二〉 2 反語の意を表す。…だろう...