トリエント‐こうかいぎ【トリエント公会議】
1545年から1563年にかけて、イタリア北部の都市トリエント(Trient、トレントのドイツ語名)で開催された公会議。宗教改革運動に対抗するため、カトリックの教義を再確認するとともに教会の諸改...
トリエンナーレ【(イタリア)triennale】
《3年目ごとの、の意》3年に一度開催される美術展覧会。特に、ミラノで開かれる国際美術展が有名。→ビエンナーレ
トリオ【(イタリア)trio】
1 ㋐三重奏。三重唱。 ㋑スケルツォ・メヌエットなど三部形式の楽曲の中間部。 2 三人組。三つ組。「—を組む」「クリーンナップ—」
とりおい【鳥追】
地歌・箏曲(そうきょく)。南枝作詞、松浦検校作曲。謡曲「鳥追舟」の詞章を取り入れた手事物(てごともの)。
謡曲「鳥追舟」の宝生流における名称。
とり‐おい【鳥追い】
1 農作物の害鳥を追い払うこと。また、その仕掛け。鳥おどし。 2 農村の小正月の行事の一。関東・東北地方などで行われる。多くは、子供たちが鳥追い歌をうたって、鳥追い棒と称する杓子(しゃくし)や棒...
とりおい‐うた【鳥追い歌】
鳥追いの行事のときに子供たちがうたった歌。のち正月の門付け芸人の女太夫の歌となった。
とりおい‐ぶね【鳥追い舟】
水田に害を与える鳥を追い払うための舟。笛・太鼓などではやしたてて追い払う。
とりおいぶね【鳥追舟】
謡曲。四番目物。十余年主人の留守を預かる左近尉が、主人の妻子に鳥追いをさせたので、帰った主人は怒るが、妻がとりなす。
とり‐おき【取(り)置き】
1 とっておくこと。また、そのもの。とっておき。 2 かたづけること。処分。処置。「わが身の—もわが心よりとはなく」〈露伴・連環記〉 3 葬ること。埋葬。「死骸の—にも構はず、野辺に送る人もなし...
とり‐お・く【取(り)置く】
[動カ五(四)] 1 取りのけておく。別にしておく。とっておく。「万一に備えて食料を—・く」 2 かたづける。始末する。「塗り籠めたる所に皆—・きつれば」〈堤・貝合〉 3 死体をかたづける。葬る...