うねび‐やま【畝傍山】
橿原市北西部にある山。標高199メートル。耳成山(みみなしやま)・天香具山(あまのかぐやま)とともに大和三山という。[歌枕]「大空に雁ぞなくなる—御垣原(みかきがはら)にもみぢしぬらし」〈夫木・一五〉
うのはな‐くたし【卯の花腐し】
《卯の花を腐らす意から。「うのはなくだし」とも》卯の花の咲いているころに降りつづく長雨。五月雨(さみだれ)。季語としては「花の雨」と「五月雨」との間。《季 夏》「さす傘も—もちおもり/万太郎」
うばすて‐やま【姨捨山】
⇒おばすてやま
(「姥捨山」と書く)役に立たなくなった老人を山に捨てたという伝説から、組織などで、年をとってあまり役に立たなくなった人を移しておく部署や地位のたとえ。
うぶ‐やしない【産養ひ】
1 出産後3日・5日・7日・9日目の夜に、親類が産婦や赤子の衣服、飲食物などを贈って祝宴を開くこと。また、その贈り物。平安時代、貴族の家で盛んに行われた。現在の「お七夜の祝い」はこの名残。「七日...
うべ‐も【宜も】
[連語]《「も」は係助詞》なるほどその通りに。もっともなことに。「春なれば—咲きたる梅の花君を思ふと夜眠(よい)も寝なくに」〈万・八三一〉
ウマイヤド‐モスク【Omayad Mosque】
シリアの首都ダマスカスの旧市街にあるイスラム寺院。元は古代ローマ時代のジュピター神殿があった場所で、4世紀末にローマ皇帝テオドシウス1世が教会を建造。8世紀初頭、ウマイヤ朝第6代カリフ、ワリード...
うま‐とどめ【馬留め/馬駐め】
1 馬場の奥で行き止まりの所。馬場末(ばばすえ)。⇔馬出し。「—の方様に走(は)せ行く」〈今昔・一九・二六〉 2 乗ってきた馬をつなぎとめておく所。「はや程もなくこれぞこの、車宿り、—」〈謡・熊野〉
うま・る【埋まる】
[動ラ五(四)] 1 くぼんだ所に物が詰まっていっぱいになる。うずまる。「流れ込む土砂で池が—・る」 2 あいている場所が人や物でいっぱいになる。「広い講堂が聴衆で—・る」 3 物に覆われてその...
うまれ‐ぞこない【生(ま)れ損ない】
人並みでなく、生まれついたこと。また、人をののしっていう場合に使う。
うみさち‐やまさち【海幸山幸】
日本神話の一。弟の山幸彦(彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと))は兄の海幸彦(火照命(ほでりのみこと))に漁猟の道具をとりかえてもらい、漁に出たが釣り針をなくしてしまう。釣り針を返せと責められた...