うら‐うえ【裏表】
1 裏と表が入れ替わること。あべこべ。反対。「其言葉とは—に」〈花袋・生〉 2 裏と表。「墨のいと黒う、薄く、くだり狭(せば)に、(紙ノ)—書き乱りたるを」〈枕・二九四〉 3 前後・左右・上下な...
股掌(こしょう)の上(うえ)に玩(もてあそ)・ぶ
《「国語」呉語から》自分の思いのままにする。なぐさみものにする。
じゅん‐しゅ【巡酒】
順々に主人となり酒宴を催すこと。また、酒を回し飲みすること。「日ごとに寄り合ひ寄り合ひ、—をしてぞなぐさみける」〈平家・七〉
すさび‐わざ【遊び事】
なぐさみとして興じること。慰みわざ。「文作り、韻ふたぎなどやうの—ども」〈源・賢木〉
だんな‐げい【旦那芸】
1 商家の主人などがなぐさみに習いおぼえた芸事。 2 《江戸蔵前や日本橋魚河岸の商家の主人たちが好んだところから》一中節と河東節のこと。これに対して、常磐津(ときわず)と清元節を職人芸という。
つまみ‐ぐい【摘み食い】
[名](スル) 1 指でつまんで食べること。「味見のために—する」 2 こっそり盗み食いをすること。「来客用の菓子を—する」 3 公金をこっそりと少しずつ使うこと。「会社の金を—する」 4 夫婦...
て‐てんごう【手てんがう】
手で物をいじること。手先でするいたずら。手なぐさみ。「親の歎きもしらずの小石拾ひ集めて—」〈浄・浪花鑑〉
ところに
[接助] 1 逆接の意を表す。…けれども。「身に逢うたらば、悦ばう—、かへって手向ひするは何事ぞ」〈伎・なぐさみ曽我〉 2 順接の意や単純な接続を表す。「イソポ風呂ニ行ッテミル—、ソノ風呂屋ノ前...
とのさま‐げい【殿様芸】
貴人や金持ちなど、暇と金にゆとりのある人が、なぐさみにおぼえた芸。だんな芸。
なされ◦ます
[連語]《動詞「なされる」の連用形+丁寧の助動詞「ます」》 1 尊敬語「なされる」の丁寧表現。「これを—◦ましては何と御座りませう」〈伎・なぐさみ曽我〉 2 「お」「御(ご)」を伴った動詞の連用...