すき【好き】
[名・形動] 1 心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。「—な人」「—な道に進む」⇔嫌い。 2 片寄ってそのことを好むさま。物好き。また、特に、好色。色好み。「幹事を買って出るなんて、...
ずっし
[副]物を持ったときの、重く手ごたえのあるさま。ずっしり。「熊手、薙鎌(ないがま)、金撮棒(かなさいぼう)を…閻魔王に—と持たせて」〈虎明狂・朝比奈〉
ず‐に
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連用形+助詞「に」》…(し)ないで。「失敗を気にせ—仕事をしなさい」「是は早々から、髪も結は—、どこへ」〈浄・堀川波鼓〉
せっ‐かく【折角】
[副] 1 いろいろの困難を排して事をするさま。無理をして。苦労して。わざわざ。「—来てくれたんだから、ゆっくりしていきなさい」「—のみやげを汽車の中に置き忘れた」 2 (「折角の」の形で、体...
せっきょう‐ごうとう【説教強盗】
侵入した先で被害者に「戸締まりがいいかげんだ」「泥棒よけに犬を飼いなさい」などと説教をする強盗。 [補説]元祖は大正末から昭和初めに東京で強盗をはたらいた妻木松吉。「説教強盗」は、この強盗犯に対...
そい【候ひ】
《動詞「そ(候)う」の命令形「そうえ」が転じた「そえ」の音変化》「お…そひ」の形で、補助動詞として用いられる。お…なさい。「舅殿(しうとどの)、お聞き—」〈虎寛狂・夷毘沙門〉
そえ【候へ】
《動詞「そ(候)う」の命令形「そうえ」の音変化》「お…そへ」の形で、補助動詞として用いられる。お…なさい。「お直り—」〈虎寛狂・二千石〉
それ【其れ】
[代] 1 中称の指示代名詞。 ㋐聞き手が持っている物、または、聞き手のそばにある物をさす。そのもの。「ちょっと—を見せてください」 ㋑聞き手がいま話題にしたばかりの事物などをさす。そのこと。...
それ‐ぞれ【其れ其れ/夫れ夫れ】
複数の物・人の、ひとつひとつ・ひとりひとり。おのおの。めいめい。副詞的にも用いる。「—が自分の道を選ぶ」「地方によって—習慣が違う」 [用法]それぞれ・おのおの——「持っていく荷物のそれぞれ(お...
そんな
[形動] 1 聞き手、または、そのそばにいる人が当面している事態や、現に置かれている状況がそのようであるさま。それほどの。そのような。「—話は聞いたことがない」「—に嫌ならやめなさい」 2 聞き...