さばれ
《「さはれ」とも》 [接]しかし。だが。「吾は其悔の為にはかの憤を忘るべきか、—吾恋の旧(むかし)に復りて再び完かるを得るにあらず」〈紅葉・金色夜叉〉 [感] 1 まあ、とにかく。「—あけ給...
こてん‐バレエ【古典バレエ】
モダンバレエなどに対して、ヨーロッパの伝統的なバレエ。また、その形式によるバレエ作品。「くるみ割り人形」「白鳥の湖」などに代表される。クラシックバレエ。
こころ‐かる・し【心軽し】
[形ク]軽薄である。心が移りやすい。こころかろし。「出でて去(い)なば—・しと言ひやせむ世のありさまを人は知らねば」〈伊勢・二一〉
さんのう‐とりい【山王鳥居】
鳥居形式の一。明神鳥居の笠木(かさぎ)の上の中央に棟柱(むなばしら)を立て、木材を合掌形に組み渡し、その頂上に烏頭(からすがしら)という反りのある木を置いたもの。日吉(ひよし)大社の鳥居に始まる...
くも‐い【雲居/雲井】
《「居」はすわるの意。「井」は当て字》 1 雲のある場所。雲のたなびいている所。大空。「みずからを—のひばりに比べ」〈倉田・愛と認識との出発〉 2 雲。「はしけやし我家(わぎへ)の方よ—立ち来(...
くも‐の‐ころも【雲の衣】
雲を天人の衣服に見立てた語。くものきぬ。「天の川霧立ちのぼる織女(たなばた)の—の返る袖かも」〈万・二〇六三〉
くつ‐かぶり【沓冠】
1 和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を各句の初めと終わりに1字ずつ詠み込んだもの。栄花物語に、「合(あ)はせ薫物(たきもの)すこし」を詠み込んだ「あふさかも、はてはゆききの、せきもゐず...
くに‐そだち【国育ち】
地方で育ったこと。また、その人。田舎育ち。「姿なら面体なら、京のどなたの奥様にも、誰が否とはいなば山、—とは思はれず」〈浄・堀川波鼓〉
ぐ‐ちょく【愚直】
[名・形動]正直なばかりで臨機応変の行動をとれないこと。また、そのさま。ばか正直。「—に生きる」 [派生]ぐちょくさ[名]
くれ【暗】
1 暗いこと。また、暗く陰になっているところ。「天の原富士の柴山木(こ)の—の時ゆつりなば逢はずかもあらむ」〈万・三三五五〉 2 秩序が乱れていること。「京中おびただしき—にてぞ有りし」〈五代帝...