おにがわら【鬼瓦】
狂言。都に出てきた大名が訴訟に勝って因幡(いなば)堂へお礼参りに行ったとき、鬼瓦を見て国もとの妻の顔を思い出して泣くが、太郎冠者に慰められて、笑う。
おの‐が‐ちりぢり【己が散り散り】
それぞれがちりぢりになるさま。てんでんばらばら。「秋のもみぢとひとびとは—わかれなば」〈古今・雑体〉
おはりだ【小墾田】
奈良県高市郡飛鳥(あすか)地方のこと。「—の板田の橋の壊(こほ)れなば桁(けた)より行かむな恋ひそ我妹(わぎも)」〈万・二六四四〉
おもい‐しずま・る【思ひ鎮まる】
[動ラ四] 1 心が落ち着く。気持ちがしずまる。「そのほど過ぎなば、世にあるべきと—・りて」〈浜松・四〉 2 もの静かに落ち着いている。冷静である。「あまりうるはしき御有様のとけがたく恥づかしげ...
おもい‐はな・る【思ひ離る】
[動ラ下二]心にかけなくなる。気持ちが離れる。「あらぬ様になりなば、少しも—・れ給ひなむと、思ふなり」〈狭衣・二〉
オレアガ【Orreaga】
スペイン北東部、ナバラ州の村ロンセスバーリェスのバスク語名。
オンダリビア【Hondarribia】
スペイン北部、バスク州の町。スペイン語名フエンテラビア。ビスケー湾の支湾、チングディ湾に注ぐビダソア川河口部に位置し、フランス領のアンダイエと相対する。カスティーリャとナバラ両王国にとって、戦略...
オーシャン‐とう【オーシャン島】
《Ocean Island》太平洋中部、キリバス領の島。ギルバート諸島の西方約400キロメートルに位置する。20世紀初頭より太平洋の主な燐(りん)鉱石産地だったが、1970年代に枯渇。バナバ島。
オーセンティック【authentic】
[形動] 1 本物(ほんもの)であるさま。正統的であるさま。「—なバー」 2 ファッションで、着こなしなどが本格的なさま。「—なアイビースタイル」
かいどう‐すじ【海道筋】
1 海辺の道筋。 2 東海道など主要な道路の道筋。街道筋(かいどうすじ)。「—の旅籠屋(はたごや)、馬次(うまつぎ)、舟場(ふなば)を詮索(せんさく)し」〈浄・鑓の権三〉