むら‐だち【群立ち/叢立ち】
むらだつこと。「立田山松の—なかりせばいづくかのこる緑ならまし」〈千載・秋下〉
むらむら・し【斑斑し】
[形シク]色の濃淡が一様でない。転じて、心が揺れて定まらない。「つき草の移し心やいかならむ—・しくもなりかへるかな」〈馬内侍集〉
むら‐むら【群群/叢叢】
[副] 1 そこここまだらに群がっているさま。「彼方此方に—と立ち駢(なら)ぶ老松奇檜(きかい)は」〈二葉亭・浮雲〉 2 群れをなして移動したり集まったりするさま。「雉子鳩が、神代に島の湧いたよ...
むり‐むり
[副]物の裂け砕ける音を表す語。めりめり。「乾魚(ひもの)なら、あたまから骨まで—と噛(か)みくだいて見しょ」〈滑・浮世風呂・四〉
目(め)が離(はな)せ◦ない
いつも見守っていなくてはならない。「危なっかしくて—◦ない」
目(め)が点(てん)にな・る
《漫画で、目を点のように描いて驚きの表情をあらわすことから》びっくりする。驚く。「いきなり裸になられて—・る」
見(み)ての通(とお)り
見たとおり。見たまま。「—で、まったく勝負にならなかった」
みょうけん‐ぼさつ【妙見菩薩】
北極星を神格化した菩薩。国土を守り、災難を除き、長寿をもたらすとされる。日本では、眼病平癒・安産・良縁のためにこの菩薩を本尊として行う修法があり、密教ならびに日蓮宗で祭祀。北辰(ほくしん)菩薩。
め‐なら・ぶ【目並ぶ】
[動バ下二]多くの人の目で見る。一説に、並べてよく見くらべる。「西の市にただひとり出でて—・べず買ひてし絹の商(あき)じこりかも」〈万・一二六四〉
[動バ四]語義未詳。親しくする、仲がよいな...
みず‐なら【水楢】
ブナ科の落葉高木。山地に多く、高さ30メートルにも達し、樹枝は黒褐色で裂け目がある。葉は大きく、倒卵形で縁にぎざぎざがあり、柄はほとんどない。5月ごろ、雌花と尾状の雄花とをつける。実はどんぐり。...