いたち‐ざめ【鼬鮫】
メジロザメ科の海水魚。全長約4〜6メートル。吻(ふん)は丸みをおび、歯が鋭い。性質は凶暴。熱帯から温帯域にかけて広く分布し、日本近海では伊豆諸島以南に生息。卵胎生。
いた‐び【板碑】
鎌倉時代から江戸初期にかけて盛んに行われた、死者の追善供養のために建てた平たい石の卒塔婆(そとば)。最上部を三角形に作り、その下に深彫りの横線を入れ、仏像・梵字(ぼんじ)、年月日・名前などを刻む...
イタリア【(ドイツ)Italienische】
メンデルスゾーンの交響曲第4番の通称。イ長調。イタリア旅行に着想を得て、1831年から1833年にかけて作曲された。第4楽章はイタリアの舞曲サルタレロに基づく。
イタリアルネサンスし【イタリアルネサンス史】
《原題The Renaissance in Italy》シモンズによる評論集。全7巻。1875年から1886年にかけて刊行。
いちじ‐さんらい【一字三礼】
写経するとき、1字を書くごとに三度礼拝すること。平安末期から鎌倉時代にかけて行われた。「法花経—に書かせ給ひて」〈増鏡・浦千鳥〉
いちじょう‐べんぽう【一条鞭法】
中国、明代後期から清代初期にかけて行われた賦役(ふえき)徴収法。別々に割り当てていた賦と役を一つにまとめて銀で徴収し、簡素化と増収を図った。
いちにち【一日】
《原題、(イタリア)Il Giorno》イタリアの詩人、パリーニによる4部構成の風刺詩。1763年から1801年にかけて「朝」「昼」「夕」「晩」を刊行(うち「夕」「晩」は未完で、著者没後の刊行)。
いっ‐か【一荷】
1 天秤棒(てんびんぼう)の両端にかけて、一人で肩に担えるだけの荷物。 2 釣りで、1本の釣り糸に2本以上の釣り針を結びつけて、一度に2匹の魚を釣ること。
いっけい‐アクセント【一型アクセント】
日本語のアクセントの一種。 1 語によるアクセントの区別がないもの。東北南部から関東北部にかけての地域や九州中部などでみられる。無アクセント。崩壊アクセント。 2 同一音節数の語がすべて同一の形...
いっぽん‐ぐま【一本隈】
歌舞伎の隈取りの一。鼻の脇から目の下を通り、こめかみにかけて紅で描いた隈。2世市川団十郎が工夫したもので、「国性爺合戦」の和藤内など荒事の立役に用いる。