けん‐ぺき【痃癖/肩癖】
《「けんべき」とも》 1 首から肩にかけて筋肉がひきつって痛むこと。肩凝り。けんびき。 2 《肩凝りを治すところから》按摩(あんま)の術。けんびき。「親子ぢゃとて遠慮はない。艾(もぐさ)も—も大...
クワトロチェント【(イタリア)Quattrocento】
《イタリア語で「400の」の意》芸術史上で、1400年代の時代概念。造形芸術では、初期ルネサンスから盛期ルネサンスにかけての時代。→トレチェント →チンクエチェント
げんろく‐だい【元禄鯛】
チョウチョウウオ科の海水魚。全長約15センチ。体は左右に平たく、ほぼ円形で吻(ふん)が突き出る。体側に幅広い褐色の横帯が2本あり、背びれの後部に大きな黒点がある。南日本から熱帯にかけて岩礁・珊瑚...
げん‐ろう【元老】
1 官位・年齢が高く、声望のある功臣。 2 ある分野で長い間その仕事に携わり、功労のあった人。「経済界の—」 3 明治後期から昭和前期にかけて、憲法規定外の存在ではあったが、政務の決定や後継首相...
クワドラングル【Quadrangle】
スリランカ中部の古都ポロンナルワにある、城壁に囲まれた遺跡群。11世紀から13世紀にかけてのシンハラ王朝時代に、釈迦の歯を祭った仏歯寺があった場所で、仏塔、仏像、集会場などが多く残っている。
げん‐じん【原人】
猿人に次ぐ化石人類。ジャワ原人や北京原人など。更新世前期から中期にかけて生息。脳容積は猿人と新人の中間で、直立歩行し、簡単な石器を使用した。ホモ‐エレクトゥス(直立人)。→猿人 →旧人2 →新人2
ゲノフェーファ【Genoveva】
シューマンのオペラ。全4幕。1847年から1849年にかけて作曲。8世紀頃のフランスを舞台とする、領主ジークフリートと夫の留守中に不義の疑いをかけられた若い妻ゲノフェーファをめぐる愛憎劇。シュー...
ケファロニア‐とう【ケファロニア島】
《Kefalonia/Κεφαλλονιά》ギリシャ西部、イオニア海にある島。古代名ケファリニア島。イオニア諸島中、最も大きい。中心都市はアルゴストリ。古くから海上交易の要所として知られ、ミケー...
げんかい‐なだ【玄界灘/玄海灘】
九州北西部の海域。西は対馬海峡、東は響(ひびき)灘に連なる。冬季は風波が荒い。 (玄界灘)金達寿の長編小説。昭和27年(1952)から昭和28年(1953)にかけて「新日本文学」誌に連載。日...
け‐まき【毛巻】
江戸後期から明治にかけての女性の髪形の一。丸髷(まるまげ)の一種で、髪を巻きつけて元結を隠すもの。未亡人や葬儀参列の女性が結った。