ラベンダー【lavender】
シソ科の小低木。高さ約60センチ。茎に白い毛を密生し、細い葉が対生。初夏、薄紫色の唇形の花を穂状につける。全体に芳香があり、花からとったラベンダー油は古くから香料に用いられる。地中海沿岸の原産で...
やま‐もがし【山もがし】
ヤマモガシ科の常緑小高木。暖地の山中に生え、枝は紫褐色。葉は長楕円形で、互生。夏、白い小花を総状につけ、雄しべが長いので全体がブラシのように見える。実は楕円形で黒く熟す。材を家具などに使用。かまのき。
やま‐らっきょう【山辣韮/山薤】
ヒガンバナ科の多年草。関東地方以西の山野に自生。高さ約50センチ。鱗茎(りんけい)は卵形で、葉は細長い。秋に花茎を伸ばし、紅紫色の花を球状につける。
やま‐ぼくち【山火口】
キク科の多年草。山地の日当たりのよい所に生え、高さ約1メートル。葉は卵形で、裏面に白い綿毛を密生する。秋、白い頭状花を横向きにつける。葉が羽状に裂けているものをキクバヤマボクチ、三角状のものをハ...
やま‐ほととぎす【山杜鵑】
1 山にいるホトトギス。また、ホトトギスの別名。《季 夏》 2 (「山杜鵑草」とも書く)ユリ科の多年草。山地の樹下に生え、高さ30〜50センチ。全体に粗い毛がある。葉は楕円形。9月ごろ、紫色の斑...
やま‐ぶどう【山葡萄】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。四国以北の山地に自生。葉と対生して巻きひげが出る。葉は五角形状をし、裏面に褐色の綿毛を密生。雌雄異株。夏に黄緑色の小花を円錐状につけ、秋に黒色の実が房になっ...
やるせ‐な・い【遣る瀬無い】
[形][文]やるせな・し[ク] 1 思いを晴らすすべがない。せつない。「恋を失った—・い思い」 2 施すすべがない。どうしようもない。「様子が早う聞きたいとすがり責むるぞ—・き」〈浄・八百屋お七...
やま‐つけ【山付け】
ヤママユの卵を貼り付けた紙をクヌギなどの枝につけ、孵化(ふか)させること。卵はネットなどに入れることもある。
やま‐びわ【山枇杷】
アワブキ科の常緑小高木。暖地の山林に生え、葉はビワに似て長楕円形で先がとがる。夏、白い小花を円錐状につける。実は丸くて小さい。
やまぶき‐しょうま【山吹升麻】
バラ科の多年草。山地に生え、高さ約1メートル。葉は9枚の小葉からなる複葉で、ヤマブキに似る。雌雄異株。夏、黄白色の小花を総状に密生した花穂を円錐状につける。