いま‐に【今に】
[副] 1 近い将来に関する推量または決意を表す。そのうち。いずれ必ず。「この空では—雨が降る」「—やっつけてやる」 2 (多くあとに打消しの語を伴って用いる)以前の事柄が今に至るまで変わらない...
うか‐み【窺見】
相手方を見張ること。敵方のようすをさぐること。また、その人。斥候(せっこう)。物見。「近江の京より倭の京に至るまでに、処々に—を置く」〈天武紀〉
うき‐ゆい【盞結ひ】
杯を交わして、固く誓約すること。「即ち—して、項(うな)がけりて今に至るまで鎮まり坐(ま)す」〈記・上〉
うち‐ろじ【内露地/内路地】
茶庭で、二重露地の場合、中門(ちゅうもん)を境にして、茶室に至るまでの内側の庭のこと。→外露地(そとろじ)
うな‐がけ・る
[動ラ四]互いに相手の首に手をかけ親しみ合う意という。「—・りて今に至るまで鎮まり坐(ま)す」〈記・上〉 [補説]連用形の例しかなくて活用は不明。一説に上二段活用とも。
うろ‐くず【鱗】
1 魚などのうろこ。いろくず。「その虫は—あり」〈体源鈔〉 2 魚。いろくず。「山野の獣(けだもの)、江河の—に至るまで」〈盛衰記・四〇〉
おくのほそみち【おくのほそ道/奥の細道】
江戸中期の俳諧紀行。1冊。松尾芭蕉著。元禄15年(1702)刊。元禄2年3月、門人曽良(そら)と江戸深川を出発、奥州・北陸の名所・旧跡を巡り、9月に大垣に至るまでの紀行を、発句をまじえて記したもの。
かえり‐ごと【返り言/返り事】
《「かえりこと」とも》 1 使者が帰って報告すること。また、その言葉。「三年(みとせ)に至るまで—申さざりき」〈記・上〉 2 人からの手紙や歌などに対する返事。返答。返歌。「心まどはすやうに—し...
カステリ‐ロマーニ【Castelli Romani】
イタリアの首都ローマの南東約25キロメートル、アルバーニ丘陵一帯の町の総称。イタリア語で「ローマの城」を意味し、古代ローマ時代からルネサンス期に至るまで、皇帝・貴族・教皇らの別荘が建てられた。フ...
かみ‐いちにん【上一人】
《上位の、第一人者の意》国王。天皇。かみごいちにん。かみいちじん。「—より下万民に至るまで」