ねじ【螺子/捻子/捩子/螺旋】
《動詞「ね(捩)づ」の連用形から》 1 円筒や円錐の面に沿って螺旋(らせん)状の溝を切ったもの。溝を外面に切ったものを雄ねじ、それにはまり合うように内面に切ったものを雌ねじという。物を締めつける...
ねじ‐あ・う【捩じ合う/捻じ合う】
[動ワ五(ハ四)]互いにねじる。また、もみあう。組み打ちをする。「—・った末は、悪かった位言わせて仲直りして了う積であったのに」〈二葉亭・其面影〉
ねじ‐あ・ける【捩じ開ける/捻じ開ける】
[動カ下一][文]ねぢあ・く[カ下二]ねじって無理に開ける。こじあける。「ふたを—・ける」
ねじ‐あ・げる【捩じ上げる/捻じ上げる】
[動ガ下一][文]ねぢあ・ぐ[ガ下二]ねじって上へあげる。ねじりあげる。「相手の腕を—・げる」
ねじ‐あな【螺子穴】
雌ねじの切ってある穴。
ねじ‐あやめ【捩菖蒲】
アヤメ科の多年草。高さ約1メートル。葉は剣状でねじれている。春、淡紫色の香りのある花を開く。朝鮮半島・中国の原産。馬藺(ばりん)。馬楝(ばれん)。《季 春》
ねじ‐がい【捩貝】
イトカケガイ科の巻き貝。岩礁の潮間帯にすみ、殻高約3センチで、高い円錐形。殻表は白色で、10〜15本の縦の肋(ろく)がめだつ。イソギンチャクを食べる。本州以南に分布。
螺子(ねじ)が緩(ゆる)・む
規律がゆるんで、だらだらしている。緊張を欠く。「とかく春休みは—・む」
ねじ‐き【捩木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、幹が多少ねじれており、若い枝は赤い。葉は楕円形。初夏、白い壺形の小花が並んで下向きに咲く。この木炭で漆器をみがく。かしおしみ。
ね‐じき【寝敷(き)】
[名](スル)「寝押し」に同じ。