ねん‐ぐ【年貢】
1 荘園領主・封建領主が農民に課した租税。平安末期に始まり、江戸時代には物成(ものなり)といって、原則として田の年貢は米、畑の年貢は現物と金納であったが、しだいに金納化した。明治以後、地租改正で...
ねんぐ‐かいさいもくろく【年貢皆済目録】
江戸時代、年貢を完納したときに、領主側から地方(じかた)に交付した請取書。地方三帳の一。皆済目録。
年貢(ねんぐ)の納(おさ)め時(どき)
《租税の滞納を清算する時の意から》悪事をしつづけた者が、捕まって罪に服する時。転じて、物事をあきらめなくてはならない時。「独身生活を謳歌したが、そろそろ—だ」
ねんぐ‐まい【年貢米】
年貢として納める米。ねんぐごめ。
ねんぐ‐わっぷ【年貢割符】
江戸時代、納入すべき年貢額を記入して地方(じかた)に通達した帳簿。地方三帳の一。年貢免状。年貢割付状。下げ札。
ねん‐ぐん【捻軍】
中国、清末の華北におこった農民反乱軍。安徽(あんき)省北部を中心に活動していた遊侠の集団(捻子(ニエンツ))に窮乏した農民が加わり、太平天国軍の北伐を機に連合して1855年に蜂起。淮河(わいが)...