ねったい‐かじつ【熱帯果実】
熱帯地方に産する果実。バナナ・マンゴー・ドリアンなど。
ねったい‐きこう【熱帯気候】
熱帯に固有の気候。ケッペンの気候区分における符合はA。一年じゅう高温で、気温は年変化が少ないが昼夜の差が大きい。一年を通じて多雨の熱帯雨林気候(Af)と乾季と雨季が明瞭なサバナ気候(Aw)に大別...
ねったい‐きだん【熱帯気団】
熱帯・亜熱帯で形成される暖気団。多湿の海洋性と乾燥した大陸性のものとがあり、前者には小笠原気団、後者には揚子江気団がある。
ねったい‐ぎょ【熱帯魚】
熱帯・亜熱帯地方に産する魚類。主に淡水魚をいい、色彩のはでなものが多く、観賞用に飼育される。グッピー・エンゼルフィッシュ・ディスカスなど。《季 夏》「—みなしづかなり値たかく/波郷」 [補説]書...
ねったいぎょ【熱帯魚】
吉田修一の短編小説。平成12年(2000)、「文学界」誌に発表。第124回芥川賞候補作となる。同作を表題作とする小説集は、平成13年(2001)の刊行。
ねったい‐こ【熱帯湖】
表面水温が一年じゅうセ氏4度以上の湖。熱帯のほか温帯にも分布する。
ねったいこうう‐かんそくえいせい【熱帯降雨観測衛星】
⇒トリム(TRMM)
ねったい‐こううりん【熱帯降雨林】
熱帯雨林気候の地域にある森林。常緑広葉樹を主とし、特定の優占種をもたない。蔓(つる)植物や着生植物も多く、林内は暗く湿度が高い。全生物種の半分が生息するといわれ、また、植物遺体の分解が速いため肥...
ねったい‐しまか【熱帯縞蚊】
ヤブカの一。ヤブカ属の昆虫で体長約3ミリ。体は黒茶色で白い縞がある。熱帯地方に広く分布し、デング熱や黄熱などの感染症を媒介する。日本では沖縄・小笠原諸島などに記録が残るが、現在は生息していない。
ねったい‐しゅうそくたい【熱帯収束帯】
南北両半球の貿易風が合流する帯状の境界。一般に北半球の夏のときには北半球に、冬には南半球に移動する。上昇気流が生じて積乱雲が発達し、降水量が多い。赤道前線。熱帯前線。赤道収束帯。ITCZ(int...