のち【後】
1 その時のあと。その事のあと。「晴れ—曇り」「協議の—結論を出す」 2 これから先。未来。将来。「—の時代を担う人」 3 死後。なきあと。「—の世」 4 子孫。後胤(こういん)。「元輔(もとす...
のち‐いり【後入り】
⇒ごいり(後入り)
のちかがみ【後鑑】
江戸後期の歴史書。本編347巻、付録20巻。成島良譲ら編。嘉永6年(1853)成立。江戸幕府の命により編集した室町幕府13代の編年体史書。将軍1代ごとに事績を記述し、その典拠を明示している。
のち‐かた【後方】
のちほど。後刻。「—に鮨(やすけ)でも誂えようか」〈一葉・たけくらべ〉
のち‐がま【後窯】
4代藤四郎以後の瀬戸焼の茶入れ。特に、桃山時代から江戸前期のものをさす。
後(のち)悔(くや)・し
あとになって悔まれるさま。「深き心も知らであだ心つきなば、—・しき事もあるべきを」〈竹取〉
のち‐ぐすり【後薬】
将来に薬となること。あとで身のためになること。また、そのようなもの。「女郎の—とて折ふしの送り小袖」〈浮・敗毒散・二〉
のち‐ごと【後言】
死に際の言葉。この世に言いのこす言葉。遺言。「余り強く投げられて、—もせず死ににけり」〈盛衰記・四二〉
のち‐ざま【後様/後方】
のちの時。後年。後日。「大鼻の蔵人(くらうど)得業(とくごふ)といひけるを、—には、こと長しとて、鼻蔵人とぞいひける」〈宇治拾遺・一一〉
のち‐ざん【後産】
「あとざん」に同じ。