にゅう‐どう【入道】
[名](スル) 1 仏語。 ㋐煩悩を断って悟りの境に入ること。 ㋑出家・剃髪(ていはつ)して仏道に入り修行すること。また、その人。「寂照は—してから、ただもう道心を持し」〈露伴・連環記〉 2 皇...
に‐の‐まい【二の舞】
雅楽。唐楽。壱越(いちこつ)調で古楽の中曲。舞は二人。「安摩(あま)」に引き続いて、それを見ていた咲面(えみめん)の老爺と腫面(はれめん)の老婆が、安摩の舞をまねてこっけいに舞う。「安摩」の答...
に‐だん【二段】
1 二つの段。また、第2の段。「剣道—」 2 文章などのまとまりのうち2番目の区切り。 3 主要なことに次ぐ事柄。「敵の事は—、まず此の女めを刻まねば」〈浮・曲三味線・六〉
なわない【縄綯】
狂言。太郎冠者が主人のばくちの賭(か)け物として他家へやらされるが働かず、戻ってきて縄をないながらその家の悪口を並べたてる。しばらくすると他家の主人がいつのまにか後ろにいるので逃げ回る。
なん‐かん【難艱】
《「なんがん」とも》苦しい目にあうこと。また、苦しい思いをすること。苦しみ。艱難。「始めは知らずと言ひけれども、—のあまりにありのままに申しける」〈平治・上〉
にいまなび【新学】
江戸後期の歌論書。1巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和2年(1765)成立、寛政12年(1800)刊。復古主義に立ち、万葉集を重視すべきことを説いた。
なん‐ご【喃語】
[名](スル) 1 くどくどと話すこと。 2 男女がむつまじくささやき合うように話すこと。むつごと。「妓(ぎ)を擁して—するもの」〈木下尚江・火の柱〉 3 乳児のまだ言葉にならない発声。
にえうみ‐の‐しんじ【贄海の神事】
伊勢の皇大神宮で、月次祭(つきなみのまつり)が行われる6月と12月の15日に、阿原木神崎で贄とする牡蠣(かき)・水松(みる)などを採取した神事。明治初年廃止。
にじり‐こ・む【躙り込む】
[動マ五(四)]座ったままひざを進めて少しずつ入り込む。また、無理に入り込む。「廊下の突膝を、そのまま—・ませて、静かにあとをしめ」〈里見弴・大道無門〉
ニクロム【Nichrome】
ニッケルとクロムを主体とする合金。少量のマンガン・鉄・炭素・珪素なども含む。高温に耐え、電気抵抗が大きい。商標名。