しちへんじん【七偏人】
滑稽本。梅亭金鵞作、梅の本鶯斎画。安政4年(1857)から文久3年(1863)にかけて5編5冊を刊行。江戸の遊び人仲間7人が、のんきないたずらや茶番に明け暮れる日々を描く。
ごしょう‐らく【後生楽】
[名・形動] 1 後生は安楽と思って安心すること。 2 心配事も苦にしないで、のんきなこと。また、そのさまや、そのような人。ののしったり、しかったりするときにもいう。「あの地震を知らないとは—な人だ」
ちょう【暢】
[人名用漢字] [音]チョウ(チャウ)(呉)(漢) [訓]のびる のびやか 1 長く伸びる。「暢茂/伸暢」 2 のびのびとしている。「暢達/流暢」 [名のり]いたる・かど・とおる・なが・のぶ・の...
魚(うお)の釜中(ふちゅう)に遊(あそ)ぶが如(ごと)し
《「後漢書」張綱伝から》魚が煮られるのも知らずに釜(かま)の中で泳いでいるように、災難が迫っているのも知らずにのんきにかまえていることのたとえ。
うぽっぽ
[形動]《近世江戸語》うかうかと遊び回るさま。のんきなさま。うぽうぽ。「おのしがやうに、—で遊んで歩く者は、また一人とありゃあしねえ」〈滑・浮世風呂・前〉
おぽっぽ
[形動]うわついているさま。のんきに遊び回るさま。うぽっぽ。「そう何時(いつ)までも—で遊ばせても置けないと思うと」〈二葉亭・浮雲〉
ごくらく‐とんぼ【極楽蜻蛉】
楽天的でのんきそうな者をあざけったりからかったりしていう語。 [補説]書名別項。→ごくらくとんぼ
き‐らく【気楽】
[名・形動] 1 心配や苦労がなく、のんびりとしていられること。また、そのさま。「—な身分」「—に暮らす」 2 物事にこだわらないで、のんきなさま。「—なことを言う」 [派生]きらくさ[名]
かま・える【構える】
[動ア下一][文]かま・ふ[ハ下二] 1 整った形に作り上げる。組み立ててつくる。「新居を—・える」「店を—・える」「一家を—・える」 2 ㋐前もって準備を整える。ある態度をとって、その状況に応...
ちゅう‐しょう【抽象】
[名](スル)事物または表象からある要素・側面・性質をぬきだして把握すること。⇔具象/具体。→捨象「この統計からは単にそういうようなことを—して」〈梶井・のんきな患者〉