はさみ‐だけ【挟み竹】
1 一端を割って物を挟むようにした竹。 2 衣類を2枚の板で上下から覆い、それをさらに竹で挟んで従者に担い持たせたもの。のちの挟み箱。 3 書物などの間に挟んで、目印とした竹。夾算(きょうさん)の類。
はさみ‐ばこ【挟み箱】
武家が公用で外出する際、供の者にかつがせる物品箱。長方形の箱の両側に環がついていて、それにかつぎ棒を通したもの。
はさみ‐ばし【挟み箸】
「箸渡し2」に同じ。
はさみ‐むし【鋏虫/蠼螋】
1 ハサミムシ目オオハサミムシ科の昆虫。ごみの下などにみられ、体長約2センチで黒褐色。翅(はね)はない。尾端にはさみをもち、雄では左右不相称。 2 ハサミムシ目の昆虫の総称。ハサミムシ・オオハサ...
はさみ‐むすび【挟み結び】
女帯の結び方の一。締めた帯の端を結ばずに折り込んでおくもの。挟み帯。差し込み帯。突っ込み帯。
はさみ‐もの【挟み物】
板・扇・紙などを竹の串に挟んで騎射(うまゆみ)の的としたもの。
はさみ‐やき【波佐見焼】
長崎県波佐見町から産する陶磁器。丈夫な日用品が多い。慶長3年(1598)、藩主大村氏が朝鮮から伴った陶工に始まる。
鋏(はさみ)を入(い)・れる
1 鋏で切る。「開通式のテープに—・れる」 2 乗車券や入場券に、使用の証として切り込みを入れたり穴をあけたりする。「切符に—・れる」 3 映画などを検閲して、その一部を削除する。
はさ・む【挟む/挿む】
[動マ五(四)] 1 物と物との間に差し入れる。「しおりを本に—・む」「パンにハムを—・む」 2 物と物との間に入れて落ちないようにする。両側から物をしっかり押さえる。「箸(はし)で菓子を—・...
はさ・む【剪む/鋏む】
[動マ五(四)]《「挟む」と同語源》鋏(はさみ)で切る。「髪を—・む」 [可能]はさめる