鼻(はな)を突(つ)き合(あ)わ・せる
非常に近く寄り合う。また、狭い場所に一緒にいる。「毎日—・せている同僚」
鼻(はな)を突(つ)・く
1 においが強く鼻を刺激する。「つんと—・く異臭」 2 主人から勘当される。「御供に仕うまつりたりし人々は、皆鼻突き放たれぬ」〈宇津保・俊蔭〉
鼻(はな)を摘(つま)まれても分(わ)から◦ない
真っ暗で何も見えないさまにいう言葉。
鼻(はな)を鳴(な)ら・す
鼻にかかった声を出す。甘えた声を出す。「—・してねだる」
はなをはこぶいもうと【花を運ぶ妹】
池沢夏樹の小説。平成12年(2000)刊行。バリ島で麻薬所持のため逮捕された兄を救おうとする妹の奔走、画家としての苦悩を抱えた兄の再生を描く。毎日出版文化賞受賞。
花(はな)を持(も)た・せる
人に名誉を譲る。その人を立てて功を譲る。「若い人に—・せる」
花(はな)をや・る
1 華やかに装う。「細眉に振袖着て、—・ってゐらるる」〈浮・禁短気・三〉 2 風流を尽くす。華美を極める。「ここの都に—・って春を豊かに暮らされ」〈浮・永代蔵・一〉 3 人気を博する。「評判にの...