か・ける【掛ける/懸ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 ㋐高い所からぶらさげる。上から下にさげる。垂らす。「すだれを—・ける」「バッグを肩に—・ける」 ㋑目につくように高い所に掲げる。「看板を—・ける」「獄門に...
かご‐やろ【駕籠遣ろ】
[連語]駕籠かきが客に「駕籠をやろ」と呼びかける声。また、転じて、駕籠かき。「天下は夜中八つ過ぎ、廓(くるわ)は恋の昼中や、—ばかりぞ寝声なり」〈浄・淀鯉〉
かざみ【汗衫】
《「汗衫」の字音「かんさん」の音変化》 1 衣類に汗がにじむのを防ぐために着た単(ひとえ)の下着。あせとり。「山吹の絹の—よくさらされたる着たるが」〈宇治拾遺・一一〉 2 平安時代以降、後宮に奉...
か‐ごと【託言】
《「かこちごと」の意》 1 他にかこつけていう言葉。口実。「御返り、口疾(と)きばかりを—にて取らす」〈源・夕顔〉 2 他のせいにしていう恨み言。不平。ぐち。「人を徒(いたづ)らになしつる—負ひ...
がし
[終助]《終助詞「かし」の音変化》命令形に付いて、強い願望の意を表す。なんとか…してほしい。「あはれ爰(ここ)に五十二両降れ—」〈浮・曲三味線・六〉 [補説]近世以降の語。
[接尾]動詞の命...
駕籠舁(かごか)き駕籠(かご)に乗(の)らず
仕事として取り扱っている物や技術は、他人のために使うばかりで、自分のためにはかえって使用しないことのたとえ。
かざみ‐どり【風見鶏】
1 鶏(にわとり)をかたどった風向計。西洋で、寺院の塔の上などに取りつけてある。 2 定見をもたず、周囲の状況を眺めて、都合のよい側にばかりつく人のこと。
かじ‐ば【火事場】
火事のおこっている現場。また、火事で焼けたばかりの場所。「—泥棒」
かた‐ごころ【片心】
少しばかり心にかけること。少しの関心。「らうたげなる姫君の物思へる見るに、—つくかし」〈源・蛍〉
かた‐おもむき【片趣】
[名・形動ナリ]心を一方にばかり寄せること。いちずなさま。「—なるをば、猪武者とてよきにはせず」〈平家・一一〉