くらおき‐うま【鞍置き馬】
鞍を置いた馬。くらうま。くらおき。「—十疋ばかり追ひ入れたり」〈平家・七〉
ける【蹴る】
[動カ下一]五(四)段活用「け(蹴)る」に同じ。「その男が尻鼻、血落(あ)ゆばかり必ずけ給へ」〈宇治拾遺・二〉 [補説]本来は、ワ行下二段の「くう」か。またはクヮ行下一段の「くる」とする考えも...
ぐ‐ちょく【愚直】
[名・形動]正直なばかりで臨機応変の行動をとれないこと。また、そのさま。ばか正直。「—に生きる」 [派生]ぐちょくさ[名]
ぐち・る【愚痴る】
[動ラ五(四)]《「ぐち(愚痴)」の動詞化》愚痴を言う。「いつも—・ってばかりいる」
くち‐てずつ【口てづつ】
「口ずつ」に同じ。「おのれは—にて、人の笑ひ給ふばかりの物語は、え知り侍らじ」〈宇治拾遺・一四・一一〉
くっ‐たく【屈託/屈托】
[名](スル) 1 ある一つのことばかりが気にかかって他のことが手につかないこと。くよくよすること。「—のない顔」「人は只だ黄金(おかね)のことばっかりに—して」〈木下尚江・良人の自白〉 2 疲...
くち‐きり【口切り】
1 容器などの封を切ること。または、封を切って開けたばかりのもの。口あけ。 2 物事のし始め。かわきり。「話の—を依頼する」 3 茶道で、新茶を入れて目張りしておいた茶壺の封を切ること。《季 冬...
くっ‐きょう【究竟】
《「くきょう」の促音添加》 [名・形動] 1 きわめて力の強いこと。すぐれていること。また、そのさま。屈強。「跡に残ったのは—の若者ばかりである」〈鴎外・阿部一族〉 2 たいへん好都合であるこ...
くっちゃ‐ね【食っちゃ寝】
[連語]《「食っちゃ」は「食っては」の音変化》俗に、食事をしては寝てばかりいること。転じて、何もしないでぶらぶら暮らすこと。「—生活」
くらい【位】
[副助]《名詞「くらい(位)」から。中世以降の語。「ぐらい」とも》名詞、および活用語の連体形に付く。 1 おおよその分量・程度を表す。ほど。ばかり。「一〇歳—の男の子」「その—で十分だ」 2 お...