ね‐ぼ・ける【寝惚ける】
[動カ下一][文]ねぼ・く[カ下二] 1 目が覚めたばかりでまだ頭がよくはたらかず、ぼんやりしている。「起き抜けの—・けた顔」 2 眠ったままの状態で起き上がって、無意識におかしな言動をする。「...
しょう‐ち【小知/小智】
少しばかりの知恵。あさはかな知恵。
そら‐ひじり【空聖】
名ばかりのひじり。にせひじり。えせ聖人(しょうにん)。「仁俊は女心あるものの—たつる、など申しけるを」〈著聞集・五〉
そり‐たて【剃り立て】
毛髪・ひげなどをそったばかりであること。
そら‐とぼ・ける【空惚ける】
[動カ下一]知っているのに知らないふりをする。そらっとぼける。「—・けてばかりいて答えない」
それ‐かれ【其れ彼】
[代]不定称の人代名詞。その名を示さずに複数の人をさす。だれだれ。だれかれ。「院の殿上には誰々かありつると人の問へば、—など四、五人ばかり言ふに」〈枕・一〇八〉
空(そら)に標(しめ)結(ゆ)・う
空に標縄(しめなわ)を結い渡すような、不可能なこと、思ってもかいのないことを思い煩う。「いかでかはかばかりの御有様も聞かましと、—・ふ恋しさに」〈浜松・四〉
それ【其れ】
[代] 1 中称の指示代名詞。 ㋐聞き手が持っている物、または、聞き手のそばにある物をさす。そのもの。「ちょっと—を見せてください」 ㋑聞き手がいま話題にしたばかりの事物などをさす。そのこと。...
それ‐ばかり【其れ許り】
1 そこに示されている分量・程度。多く、その少ないことを強調していうときに用いる。そんな程度。「—の金では足りない」 2 そのことだけ。そのことばかり。「さっきから—言っている」
そば‐がお【側顔】
[名・形動ナリ] 1 よこがお。「首筋ひき立てて、折れ返りかひろぐ—の、ほのぼの御簾に透きて見ゆるは」〈狭衣・三〉 2 関心を示さない顔をするさま。「かばかりの絆(ほだし)どもを行きちがはせて、...