そば【蕎麦】
1 タデ科の一年草。高さ40〜70センチ。茎は赤みを帯び、葉は心臓形で先がとがる。夏または秋、白色や淡紅色の花びら状の萼(がく)をもつ小花を総状につける。実は三角卵形で緑白色、乾くと黒褐色になり...
そで‐の‐あめ【袖の雨】
着物の袖をぬらす雨。悲しみの涙で袖がぬれることのたとえ。「またひとしきり—、晴間はしばしなかりけり」〈逍遥・桐一葉〉
ソドム【Sodom】
旧約聖書「創世記」に記されている都市名。死海南端付近にあったと伝えられ、その住民の罪悪のために、ゴモラの町とともに神の火に焼かれて滅びたという。罪悪に対する神の審判の例として、聖書にしばしば登場する。
そう‐めん【素麺/索麺】
《「さくめん」の音変化》塩水でこねた小麦粉に植物油を塗り、細く引き伸ばして、日に干しためん。ゆでて冷水にさらし、つけ汁で食する。煮たものは煮麺(にゅうめん)という。 [補説]素麺と冷や麦は、本来...
そ‐ぼう【粗紡】
紡績工程の初めの段階で、原料の綿を引き伸ばして撚(よ)りをかけ、太い糸状にすること。→精紡
そう‐はつ【総髪/惣髪】
男子の髪形の一。月代(さかやき)を剃らず、髪を全体に伸ばし、頭頂で束ねたもの。束ねずに後ろへなでつけて垂らしたものもいう。江戸時代、医者・儒者・山伏などが多く結った。そうがみ。そうごう。
そう‐へい【僧兵】
平安後期以降、興福寺・延暦寺・園城寺などの大寺で、武芸を練り、仏法守護の名目で戦闘に従事した僧。しばしば朝廷や幕府に強訴(ごうそ)し、戦乱にも参加したが、織田信長・豊臣秀吉により滅ぼされた。悪僧。
そば‐そば【側側】
はしばし。すみずみ。「その頃ほひ聞きしことの、—思ひ出でらるるは」〈源・行幸〉
そら‐まめ【空豆/蚕豆】
マメ科の野菜。高さ約60センチ。茎は四角柱で、葉は1〜3対の小葉からなる羽状複葉。春、葉の付け根に白色または紫色の蝶形花を開く。種子を包む莢(さや)は直立し、空に向かってつく。種子を塩ゆでや煮豆...
そうし‐ちょう【相思鳥】
チメドリ科ソウシチョウ属の鳥。全長約15センチ。背中が暗緑色で、胸は橙色、くちばしが赤い。鳴き声がよく、姿も美しいので、古くから飼い鳥にする。中国南部からインドにかけて分布する。