ひと‐づえ【人杖】
1 杖がわりに人の肩によりかかって歩くこと。また、その杖がわりになる人。 2 人を杖のように軽々とあしらうこと。「相撲(すまひ)をも取りて—につかひて投げすてつ」〈今昔・二三・二一〉
ひと‐づかい【人使い】
1 人を使うこと。また、その使い方。「—が荒い」 2 使いの者。使者。「—がなくば旦那寺へは身が行かう」〈浄・盛衰記〉
ひと‐づかれ【人疲れ】
[名](スル)人との応接や人込みなどのために疲れること。「来客が多くて—する」
ひと‐づき【人付き】
1 他人とのつきあいぶり。人づきあい。 2 他人の気受け。ひとうけ。「なるほど—の悪い。愛想気の無い」〈紅葉・二人女房〉
ひと‐づきあい【人付(き)合い】
他人とのつきあい。交際。「—がよい」「—を好まない」
ひと‐づて【人伝】
直接にでなく、他人を通して話を伝えたり、聞いたりすること。「—に消息を聞く」
人伝(ひとづて)に聞(き)・く
直接ではなく、他人を通して話を聞く。「友人の消息を—・く」
ひと‐づま【人妻/他妻】
1 他人の妻。また、結婚している女性。 2 (「他夫」と書く)他人の夫。「つぎねふ山背道(やましろぢ)を—の馬より行くに」〈万・三三一四〉
ひとづま‐ころ【人妻児ろ】
《「ころ」は人、特に女性を親しんでいう語》人妻である女性。「あずの上に駒を繋ぎて危ほかど—を息に我がする」〈万・三五三九〉