ひ‐の‐くるま【火の車】
1 「火車(かしゃ)」を訓読みにした語。 2 経済状態がきわめて苦しいこと。「家計は年中—だ」
ひ‐の‐くれ【日の暮れ】
日の暮れるころ。夕暮れ。日暮れ。
ひ‐の‐け【火の気】
火のあること。火のある気配。また、火の暖かみ。「—のない場所から出火する」「寒いので—が欲しい」
ひ‐の‐こ【火の粉】
燃え上がる火から粉のように飛び散る火片。
ひ‐の‐こし【火の輿】
灯火を内にともした輿。葬儀の行列に用いたもの。「香の輿、—など、皆あるわざのなりけり」〈栄花・月の宴〉
ひ‐の‐こと【火の事】
火災。火事。「宵うちすぎてののしる、—なりけり」〈かげろふ・下〉
ひ‐の‐ころも【緋の衣】
高位の僧が勅許を得て着た緋色の衣。
ひ‐の‐ござ【昼の御座】
⇒昼(ひ)の御座(おまし)
ひのさけ【樋の酒】
狂言。主人が太郎冠者には米蔵、次郎冠者には酒蔵を離れないで番をするように言って出かけるが、二人は蔵と蔵との間に樋を掛け渡して酒を流し、酒宴を始める。
ひ‐のし【火熨斗】
布地のしわを伸ばすための道具。底の平らな金属製の器に木の柄をつけたもの。中に炭火を入れて熱し、布地にあてる。