ひや【冷や】
1 「冷や水」の略。「お—」 2 「冷や酒」の略。「—で飲む」 3 名詞の上に付いて複合語をつくり、冷たい、温めていない、また、冷やした状態であるなどの意を表す。「—汗」「—酒」「—やっこ」
ひ‐や【火矢/火箭】
1 火をつけて放つ矢。 2 火薬をしかけて発射する火器。棒火矢・石火矢など。
ひ‐や【火屋】
火葬場。焼き場。「かはらやに—といふものつくるを見て」〈和泉式部集・上・詞書〉
ひ‐や【鄙野】
[名・形動]下品で洗練されていないこと。また、そのさま。野鄙。「—な風俗」
ひや【日矢】
俳句雑誌。昭和28年(1953)5月創刊。昭和33年(1958)5月発行の第2号以降、月刊。主宰は清水基吉。清水の没後も刊行が続く。
ひや‐あせ【冷や汗】
ひどく恥ずかしかったり、恐ろしかったりしたときなどに出る汗。
冷(ひ)や汗(あせ)をか・く
はらはらする。ひやひやする。気が気でないようすにいう。「納期に間に合わないかと—・いた」
ひやい【非愛】
[形動ナリ]「ひあい(非愛)」の音変化。「さてさて、—なことでござったなう」〈伎・幼稚子敵討〉
ひや‐おろし【冷(や)卸(し)】
寒造りの酒を火入れしたのち夏じゅう涼しい酒蔵で熟成させ、秋に取り出して出荷するもの。蔵から出して二度目の火入れをせずに卸すところからの名。
ひや‐か【冷やか】
[形動ナリ]「冷ややか」に同じ。「打ちそそぐ秋のむら雨—にて風にさきだつしたの浮雲」〈拾遺愚草員外〉