ふじと【藤戸】
岡山県倉敷市の地名。児島半島がもと島であったころは本土と「藤戸の渡し」で結ばれていた。源平合戦の古戦場。
謡曲。四番目物。源平の合戦で藤戸の先陣のおり、佐々木盛綱は口封じのために漁師を殺した...
ふじとこは‐だいがく【富士常葉大学】
静岡県富士市にあった私立大学。平成12年(2000)、富士市との公私協力方式で設立。平成25年(2013)常葉学園大学・浜松大学と統合され、常葉大学となった。
ふじ‐なでしこ【藤撫子】
ナデシコ科の多年草。海岸に生え、高さ20〜50センチ。長楕円形の葉が対生。7、8月ごろ、紅紫色の花を開く。はまなでしこ。
ふじ‐なまこ【藤海鼠】
クロナマコ科のナマコ。房総半島以南の浅海にみられ、体長20〜50センチ。背面は淡灰褐色で褐色の斑点が縦に2列並ぶ。腸内にカクレウオがすむ。
ふじ‐なみ【藤波/藤浪】
フジの花房。また、藤の花が風で波のように揺れ動くこと。《季 春》
ふじなみ‐しんとう【藤波神道】
江戸時代、伊勢神宮の祭主藤波氏の流れをくむ真野(藤波)時綱が唱えた神道説。度会(わたらい)神道(伊勢神道)の影響を強く受け、三種の神器を神道の主眼とする。
ふじなみ‐の【藤波の】
[枕] 1 藤のつるが物にからみつく意から、「思ひもとほり」にかかる。「—思ひもとほり若草の思ひつきにし」〈万・三二四八〉 2 波に関する意から、「たつ」「よる」にかかる。「—たちもかへらで君と...
ふじな‐やき【布志名焼】
出雲焼の一。島根県松江市玉湯町布志名に産する陶器。明和元年(1764)船木与治兵衛の創業という。民芸陶として知られる。
ふじ‐なわ【藤縄】
藤の蔓(つる)で綯(な)った縄。
ふじにたつかげ【富士に立つ影】
白井喬二の長編小説。大正13年(1924)から昭和2年(1927)にかけて報知新聞に連載。単行本は、大正14年(1925)から昭和2年(1927)にかけて全8冊を刊行。幕末から明治初頭を時代背景...