二(ふた)つに一(ひと)つ
1 二つのうち、どちらか一つ。「イエスかノーか、—だ」 2 のるかそるか。いちかばちか。「—の気持ちで挑戦する」
ふたつのアラベスク【二つのアラベスク】
《原題、(フランス)Deux Arabesques》ドビュッシーのピアノ曲。全2曲。1888年作曲。ロマン派の影響が残る、作者の初期の代表作として知られる。
ふたつ‐の‐うみ【二つの海】
生と死のある苦しい現世。「生き死にの—を厭はしみ潮干の山を偲ひつるかも」〈万・三八四九〉
ふたつのえいぞう【二つの映像】
《原題、(ハンガリー)Két kép》バルトークの管弦楽曲。全2曲。1910年作曲。ハンガリー民謡とドビュッシーの印象主義的な作風を取り入れている。
ふたつのさんが【二つの山河】
中村彰彦の歴史小説。第一次大戦期、徳島県に置かれたドイツ人捕虜収容所(板東俘虜(ふりょ)収容所)を舞台とする作品。平成6年(1994)発表。同年、第111回直木賞受賞。
ふたつのしょうぞう【二つの肖像】
《原題、(ハンガリー)Két portré》バルトークの管弦楽曲。全2曲。第1曲「理想的なもの」は1907年から1908年、第2曲「醜いもの」は1911年に作曲。作曲者自身のバイオリン協奏曲やピ...
ふたつ‐の‐みち【二つの道】
1 忠と孝の道。「とにかくに—を思ふこそ世につかふるも苦しかりけり」〈続後拾遺・雑中〉 2 《白居易「秦中吟」議婚から》豊家の女の行いと、貧家の女の行い。「わが—歌ふを聴け」〈源・帚木〉
ふたつ‐ひきりょう【二つ引(き)両】
《「ふたつびきりょう」とも》紋所の名。輪の中に横に2本の線のあるもの。足利氏の家紋。
ふたつ‐へんじ【二つ返事】
1 「はい」を二つ重ねて返事をすること。 2 気持ちよく、すぐに承諾すること。「—で引き受ける」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「二つ返事」と「一つ返事」について、どちらの...
ふたつ‐まゆ【二つ繭】
「二籠(ふたご)もり2」に同じ。