ベクトル【(ドイツ)Vektor】
1 大きさと向きをもつ量。有向線分で表す。→スカラー 2 ベクトル空間の要素である元(げん)。 3 (1から転じて)方向性をもつ力。物事の向かう方向と勢い。「各省庁間の—の大小を比較する」「彼と...
ベクトル‐がぞう【ベクトル画像】
⇒ベクトルグラフィックス
ベクトルがた‐スーパーコンピューター【ベクトル型スーパーコンピューター】
《vector type super computer》ベクトル型プロセッサーを用いるスーパーコンピューターの総称。ベクトル演算(同じ計算を繰り返し大量に行う処理)に向くため、天気予報の数値計算...
ベクトル‐くうかん【ベクトル空間】
集合Vの任意の二つの元x、yに対して和x+yが定義され、任意の元xと任意の実数αに対して積αxが定義され、この和と積に関して交換・結合・分配の法則などが成立するとき、この集合Vをベクトル空間とい...
ベクトル‐グラフィックス【vector graphics】
コンピューターで画像や文字を表示する際、線や面などの図形要素に関するパラメーターで表現する方式。一方、色のついたドット(点)の集まりで表現する場合は、ビットマップグラフィックスという。ベクトル画...
ベクトル‐けんさく【ベクトル検索】
《vector search》機械学習などの人工知能において、類似する意味をもつ単語を検索すること。生成AIで用いられる大規模言語モデルでは、それぞれの単語(トークン)は、数値を並べたベクトルで...
ベクトル‐しんでんず【ベクトル心電図】
心電図誘導法の一種。心臓の収縮周期の間に生じる電位変化の大きさと方向を、陰極線オシロスコープ上に投影像として表示するもの。
ベクトル‐せき【ベクトル積】
⇒外積(がいせき)
ベクトル‐ば【ベクトル場】
空間の任意の各点にベクトル量が与えられた場。物理学における電磁場や重力場のほか、地上の各点における風向・風速もベクトル場とみなせる。
ベクトル‐フォント【vector font】
コンピューターの字体で、文字を、ベクトル(向きと長さをもつ線分)の集まりとして表現する方式。ドットの集まりで定義した従来のフォントに比べて、拡大・変形してもなめらかに表示できる。