ペスト【(フランス)La Peste】
カミュの長編小説。1947年刊。ペストの流行で孤立したアルジェリアのオラン市の市民が協力して難局に立ち向かう姿を通して、不条理に対する人間の集団的反抗と連帯感の必要性を説く。
ペスト【(ドイツ)Pest】
ペスト菌の感染によって起こる急性感染症。感染症予防法の1類感染症、検疫法の検疫感染症の一、また学校感染症の一。元来はネズミの病気であるが、ノミを介して人間に感染し、感染経路により腺(せん)ペスト...
ペスト【Pest】
ハンガリーの首都ブダペストのドナウ川東岸の平野部の地区名。1873年、ドナウ川西岸のブダおよびオーブダ地区と合併し、ブダペストになった。ペシュト。
ペストゥム【Paestum】
⇒パエストゥム
ペスト‐きん【ペスト菌】
ペストの原因となる細菌。グラム陰性の桿菌(かんきん)。1894年にフランスの細菌学者エルサン(A.Yersin)および北里柴三郎がほぼ同時に発見。
ペスト‐コントロール【pest control】
ネズミや衛生害虫を駆除・防除すること。ウイルスなどによる動物由来感染症の蔓延を防ぐための消毒や、感染動物の殺処分も含まれる。
ペストリンクベルク‐じゅんれいきょうかい【ペストリンクベルク巡礼教会】
《Pöstlingberg Wallfahrtskirche》オーストリア北部、リンツ北西部の山頂にある教会。1898年に開通した登山鉄道が通じている。
ペストリー【pastry】
《「ペーストリー」「ペイストリー」とも》 1 パン生地に油脂を多く加え、パイ状に焼き上げたもの。「デニッシュ—」 2 練り粉を用いた菓子。パイ・タルトなど。
ペストリー‐ブラシ【pastry brush】
パンやパイの生地、タルトなどの表面に、溶き卵やバター、シロップ、ラム酒などを塗るのに用いる刷毛(はけ)。
ペストリー‐ボード【pastry board】
パンや菓子の生地をこねたり、適当な大きさに伸ばしたりするために用いる作業板。大理石・自然木・シリコン製などがある。目盛り付きのものが使いやすい。