ほう‐けん【宝剣】
1 宝物として大切に所蔵する剣。尊い剣。 2 三種の神器の一。草薙(くさなぎ)の剣(つるぎ)。「神璽(しんじ)を脇に挟み、—を腰にさし」〈平家・一一〉
ほう‐けん【法剣】
仏語。仏の教えが煩悩(ぼんのう)を断ち切ることを、剣にたとえていう語。
ほう‐けん【法眷】
⇒はっけん(法眷)
ほう‐けん【法権】
国際法上、一国が外国人に対して有する民事・刑事の裁判権。「治外—」
ほう‐けん【封建】
《封土を分けて諸侯を建てるの意》天子・皇帝・国王などが、直轄領以外の土地を諸侯に分け与え、領有・統治させること。また、そのような制度。
ほうけん‐しゃかい【封建社会】
封建制度を基盤として成立している社会。歴史的には古代の奴隷制社会と近代の資本主義社会との中間に位置する。
ほうけん‐しゅぎ【封建主義】
封土の授与を基礎として封建領主とその臣下との間に成立する主従関係。また、その関係が社会構造の基本であるとする主張。
ほうけん‐じだい【封建時代】
封建制度が国家や社会の基盤となっていた時代。一般に、日本では鎌倉時代から明治維新までの武家政治の時代をさし、ヨーロッパでは6世紀ごろから15世紀末ごろまでをさす。また、漠然と中世全体をいう場合もある。
ほうけん‐せい【封建制】
「封建制度」に同じ。
ほうけん‐せいど【封建制度】
1 天子がその領土を諸侯に与え、さらに諸侯はそれを臣下に分与して、各自にその領内の政治を行わせる制度。中国で周代に行われた。→郡県制 2 中世社会の基本的な支配形態。封土の給与とその代償としての...