ほう‐ろく【俸禄】
俸と禄。給与。知行(ちぎょう)・扶持(ふち)・切米(きりまい)など。
ほう‐ろく【焙烙/炮烙】
素焼きの、平たい土鍋。茶や豆、塩などをいるのに用いる。また、胡麻(ごま)や茶をいる専用の器として、縁が内側にめくれて、柄のついた小型のものもある。ほうらく。
ほうろく‐ずきん【焙烙頭巾】
焙烙の形をした丸い頭巾。僧や老人が多く用いた。大黒頭巾。丸頭巾。ほうらくずきん。
焙烙(ほうろく)の一倍(いちばい)
《「一倍」は二倍の意》焙烙は割れやすいので、初めからそれを計算に入れて売価を倍にすること。掛け値をして売ること。
ほうろく‐びや【炮録火矢/炮録火箭】
戦国時代の水軍が用いた火器。火薬をこめた銅製の弾丸を布で包んで漆を塗り、木筒や鋳筒から発射する。
ほうろく‐むし【焙烙蒸(し)】
⇒焙烙焼き
ほうろく‐やき【焙烙焼(き)】
二つ合わせた焙烙の中にマツタケ・鶏肉・魚・野菜などを入れ、蒸し焼きにした料理。焙烙蒸し。
ほうろく‐わり【焙烙割り】
1 厄除けのまじない。焙烙を高い所から落として割るもの。 2 焙烙をかぶり目隠しをした者が二手に分かれて打ち合い、相手の焙烙を多く割ったほうを勝ちとする遊戯。
ほう‐ろん【放論】
勝手気ままに議論すること。また、その議論。
ほう‐ろん【法論】
仏教に関する議論。