かのこ‐しぼり【鹿の子絞(り)】
鹿の背の白いまだらに似た絞り染め。鹿の子染め。鹿の子結い。鹿の子目結い。
かぶせ‐ぼり【被せ彫(り)】
木版本を再刊するときに、原版で刷った紙を版木にはりつけて版下として彫ること。また、その版木。
かまくら‐ぼり【鎌倉彫】
彫刻漆器の一。模様を薄肉彫刻した素地に黒漆を塗り、その上に朱漆などを塗り重ねて磨いたもの。鎌倉時代、宋(そう)伝来の堆朱(ついしゅ)をまねて始められたという。鎌倉市の特産物。
かみ‐のぼり【紙幟】
1 5月の節句に用いる紙製ののぼり。《季 夏》「笈(おひ)も太刀も五月にかざれ—/芭蕉」 2 江戸時代、罪人を市中に引き回すときや処刑するとき、罪状を書き記して立てた紙ののぼり。
から‐ぼり【空堀/乾濠】
《「からほり」とも》水のない堀。
かわ‐のぼり【川上り】
川をさかのぼること。「—になづみて」〈土佐〉
かわ‐ほり【蝙蝠】
《「かわぼり」とも》 1 コウモリの古名。「人もなく鳥もなからむ島にてはこの—も君もたづねむ」〈和泉式部集・下〉 2 「蝙蝠扇(かわほりおうぎ)」の略。 3 「蝙蝠羽織(かわほりばおり)」の略。
きかい‐ぼり【機械掘り】
機械を使ってトンネル・坑道の掘削や、地下・海底資源の採掘を行うこと。→手掘り
き‐のぼり【木登り】
[名](スル) 1 木によじ登ること。「—して遊ぶ」 2 《高い木の上に首をのせられるところから》獄門にかけられること。さらし首になること。「孫兵衛親子三人をば—と定め」〈浮・沖津白波〉
き‐ぼり【木彫(り)】
木材を彫って形・模様などを作ること。また、そのもの。もくちょう。