こつ【惚】
[人名用漢字] [音]コツ(漢) [訓]ほれる 心がぼうっとする。ぼんやりする。「恍惚(こうこつ)」 [難読]自惚(うぬぼ)れ・惚気(のろけ)
こつ‐りつ【兀立】
[名](スル) 1 とびぬけて高くそびえていること。「—する高楼」 2 ぼんやりと立っていること。「女愕然として顔色忽ち変し、—して動かざるは恰も石偶人の如し」〈織田訳・花柳春話〉
こん‐だく【混濁/溷濁】
[名](スル) 1 いろいろなものがまじって濁ること。「川の水が—する」 2 世の中が乱れること。「—の世相をうつす」 3 意識がぼんやりしてくること。「意識が—している」
しぐら・う
[動ハ四] 1 しぐれているように、一面ぼんやり暗くなる。「けあぐる塩のかすみとともに—・うだるなかより」〈平家・一一〉 2 混ざり合って密集する。「ここに—・うで見ゆるは誰が手やらん」〈平家・九〉
七月(しちがつ)の御槍(おやり)
《旧暦七月には盂蘭盆(うらぼん)があるので、「盆」と「槍」から》ぼんやりしていることをいうしゃれ。八月の槍。
しゃ‐い【斜位】
1 一方の眼をふさいで見たり、両眼でぼんやりと見たりするときに、物が二重に見える状態。眼位の異常によって起こる。両眼で見つめているときは、左右の視線が目標に集中し、物が一つに見えるため、気付かな...
しょう‐きょう【惝怳】
[名](スル) 1 驚きのあまり、ぼんやりすること。心を奪われること。 2 がっかりすること。失望すること。「そんなに憧憬したり—したり」〈漱石・吾輩は猫である〉
じ‐しつ【自失】
[名](スル)自己を見失ってぼんやりすること。「突然の出来事に—する」「茫然(ぼうぜん)—」
すいがん‐もうろう【酔眼朦朧】
[ト・タル][文][形動タリ]酒に酔って目先がぼんやりしているさま。「—として何も見えず」
すいせい‐むし【酔生夢死】
《「程子語録」から》酒に酔ったような、また夢を見ているような心地で、なすところもなくぼんやりと一生を終わること。