まがり【曲(が)り/勾り】
1 曲がっていること。また、曲がっている所・状態。「道の—にさしかかる」「列の—を正す」 2 「曲がり尺(がね)」の略。 3 馬の手綱の中ほどの部分。
まがり【鋺】
水や食物を入れる器。椀や柄杓(ひしゃく)の類。「主殿司(とのもづかさ)、土器(かはらけ)を奉りければ、—を参らせよとて」〈徒然・一〇〇〉
ま‐がり【間借り】
[名](スル)代金を払って他人の家の一室を借りること。「親類の家に—する」⇔間貸し。
まがり‐かど【曲(が)り角】
1 道などの曲がっている所。道などの折れ曲がっている角。「この先の—で折れる」 2 新しい状態などに変わる、変わりめ。転機。「運命の—」
まがり‐がね【曲(が)り尺/曲(が)り金】
「曲尺(かねじゃく)」に同じ。
まがり‐くね・る【曲(が)りくねる】
[動ラ五(四)]くねくねと曲がる。「—・った道路」
まがり‐なり【曲(が)り形】
曲がった形。また、物事の状態が不完全であること。
まがりなり‐にも【曲(が)り形にも】
[副]不完全ながら。どうにかこうにか。「—一家のあるじだ」
まがり‐の‐いけ【勾りの池】
草壁皇子の宮殿、嶋宮(しまのみや)にあったとされる池。「島の宮—の放ち鳥人目に恋ひて池に潜(かづ)かず」〈万・一七〇〉
まがり‐みち【曲(が)り道/曲(が)り路】
曲がっている道。