ひえ‐まき【稗蒔き】
鉢・水盤などに水を含んだ綿を置いて稗をまき、芽が出たのを青田に見立てて涼感を楽しむ盆栽。《季 夏》「—や疲れたる眼にみどりなり/風生」
ひだり‐まき【左巻(き)】
1 左の方へ巻くこと。時計の針の回り方と反対に巻いていること。 2 《つむじが左に巻いている人は頭が悪いという俗説から》頭の働きが鈍いこと。
ひと‐まき【一巻(き)】
1 一度巻くこと。 2 巻いてあるもの一つ。「絵巻物—」「毛糸を—買う」 3 連歌・連句で、歌仙・百韻・千句などの一つの作品。 4 一族。同族。
ひる‐まき【蛭巻】
太刀の柄・鞘(さや)や槍・薙刀(なぎなた)などの柄に、金属の細長い薄板を間をあけた螺旋状に巻いてあるもの。
ふし‐まき【節巻】
1 「節巻の弓」に同じ。 2 巻物。
ふで‐まき【筆巻(き)】
筆を巻いておく小さなすだれ。
ふと‐まき【太巻(き)】
太く巻くこと。また、太く巻いたもの。「—ずし」
ふ‐まき【文巻】
書物の外側を包むもの。帙(ちつ)。
ふん‐まき【粉蒔】
蒔絵(まきえ)で、漆で描いた上に金粉・銀粉などをまき散らすこと。
へちま‐き【糸瓜忌】
正岡子規の忌日。9月19日。絶筆の「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」など3句にヘチマが詠み込まれていることから。《季 秋》