あざ‐やか【鮮やか】
[形動][文][ナリ]《「あざ」は新鮮の意》 1 ものの色彩・形などがはっきりしていて、目立つさま。「—な若葉の緑」「印象—な短編小説」 2 技術・動作などがきわだって巧みであるさま。「—な包丁...
あけ‐おめ【明けおめ】
俗に、「明けましておめでとう」の略。「—メール」
あま‐の‐いわや【天の岩屋】
高天原にあったという岩室。天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴な行いに怒り、こもったとされる。「—に入りまして、磐戸(いはと)を閉(さ)してこもりましぬ」〈神代...
あと‐さがり【後下がり/跡下がり】
「うしろさがり2」に同じ。⇔後上がり。「月代(さかやき)をすりすまして—の頭つき」〈浮・俗つれづれ〉
あ‐も・る【天降る】
[動ラ上二]《「あまおる」の音変化》 1 天から下界へ降りる。「—・りましけむ五百万(いほよろづ)千万神(ちよろづがみ)の」〈万・三二二七〉 2 行幸する。「和射見(わざみ)が原の行宮(かりみや...
いち‐きゃく【一客】
いちばんのなじみ客。いっきゃく。「秋田の—を見すまして、昼夜御機嫌(きげん)を取りて」〈浮・一代女・五〉
如何(いか)に況(いわ)んや
(多く、下を「むや」「をや」で結んで)まして…は言うまでもなく。「釈種は善法を修行して一の虫をだに殺さず、—人をや」〈今昔・二・二八〉
いち‐おう【一応/一往】
[名] 1 一度。一回。「—も二応も」「今—篤(とく)と考えて見まして」〈二葉亭・浮雲〉 2 一度行くこと。「—の新賓なれば感思おさへがたし」〈海道記・序〉
[副] 1 十分ではないが、ひと...
いか‐な・り【如何なり】
[動ラ変]《「いかにあり」から》 1 どのようだ。どんなだ。「かかる人々のすゑずゑ—・りけむ」〈源・末摘花〉 2 どういうわけだ。どうしてだ。「女君も—・るらむとおぼす」〈落窪・一〉 3 反語の...
あろうこと‐か【有ろう事か】
[連語]《あってよいことか、の意》とんでもないことに。けしからんことに。「—、大恩ある人をだましてしまった」