ずいしん‐いん【随心院】
京都市山科区にある真言宗善通寺派の大本山。山号は牛皮山。平安中期、仁海(にんがい)の創建で、牛皮山曼荼羅寺(まんだらじ)と称した。中興開山は増俊。随心院門跡。小野門跡。
ず‐ぞう【図像】
1 諸仏の像や曼荼羅(まんだら)などの図様を描き示したもの。多く白描で描かれるところから白描図像ともいう。 2 何らかの主題・象徴を担う画像。キリスト教におけるイコンなど。
世間(せけん)虚仮(こけ)唯仏是真(ゆいぶつぜしん)
この世にある物事はすべて仮の物であり、仏の教えのみが真実であるということ。天寿国曼荼羅(てんじゅこくまんだら)に記されており、聖徳太子の言葉という。
そめ‐でら【染寺】
奈良県葛城(かつらぎ)市にある浄土宗の石光寺(しゃっこうじ)の通称。天智天皇のころの創建と伝えられる。中将姫が曼荼羅(まんだら)を織った糸を染めたという井戸があるところからの名。
たいぞう‐かい【胎蔵界】
1 密教で説く二つの世界の一。金剛界に対して、大日如来の理性の面をいう。仏の菩提(ぼだい)心が一切を包み育成することを、母胎にたとえたもの。蓮華(れんげ)によって表象する。 2 「胎蔵界曼荼羅(...
だ【陀】
[人名用漢字] [音]ダ(呉) タ(漢) 梵語の音訳字。「陀羅尼(だらに)/阿弥陀(あみだ)・仏陀・曼陀羅(まんだら)」
だい‐あじゃり【大阿闍梨】
1 密教で、伝法灌頂(かんじょう)を授ける資格をもつ阿闍梨。灌頂の師。 2 両界曼荼羅(まんだら)の諸仏を供養する法会の導師。
だいにち‐にょらい【大日如来】
《(梵)Mahāvairocanaの訳。音写は摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな)。光明遍照とも訳す》真言密教の教主。宇宙の実相を仏格化した根本仏。像は宝冠をつけ結髪した菩薩(ぼさつ)形に表される。曼...
だきに‐てん【荼枳尼天/吒枳尼天/荼吉尼天】
《(梵)Ḍākinīの音写》仏教の鬼神で、密教では、胎蔵界曼陀羅(まんだら)外院にあって、大黒天に所属する夜叉(やしゃ)神。自在の通力をもって6か月前に人の死を知り、その心臓を食うといわれる。日...
だん【壇】
1 土を盛り上げてつくった、祭りその他の儀式を行う場所。 2 他より一段高くこしらえた場所。演壇・講壇など。「拍手を浴びて—をおりる」 3 《(梵)maṇḍalaの訳。音写は曼荼羅(まんだら)》...